劇場公開日 1968年1月3日

「東映から松竹へ 車掌からテキ屋へ」喜劇 初詣列車 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5東映から松竹へ 車掌からテキ屋へ

2025年1月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

初詣うんぬんより、当時の新宿西口のワカモノ文化がメインかも。
興行的に当たった列車シリーズは東映のお家騒動の影響で3作目のこれで打ち切りに。マドンナ佐久間良子がさようなら。監督と渥美清は松竹に移籍。
なんとなく全体にインスタントで粗い。
うぶな寅さんのキャラは東映の列車シリーズでほぼ完成されてる。妄想、夢オチも。
松竹は棚ぼただったかも。
最後の富士山のカット。頭の中では松竹映画の文字がかぶってしまいました。

小松政夫と佐久間良子が姉弟。
佐久間良子は先生から新潟芸者役。
楠トシエは西村晃と夫婦役。
渥美清と川崎敬三が兄弟役。
中村玉緒が渥美清の奥さん役。
川崎敬三が中村玉緒に馴れ馴れしくて、妙に親密なので、実の弟かと思ったら、義理の姉さん。こっちのほうが、佐久間良子と渥美清よりずっと怪しいカンケイにみえてしまう。
娘役の子役がなかなか達者。
財津一郎、大泉滉、若水ヤエ子(ぽん太)が懐かしかった。
出来たばっかりの新宿西口の排気口も。
フーテン族たちのアングラライブハウスのコント場面がものすごく恥ずかしい😅

カールⅢ世