「当時の風俗描写がうれしい」喜劇 初詣列車 5510kobeさんの映画レビュー(感想・評価)
当時の風俗描写がうれしい
1968年の作品というから、かれこれ57年前の流行や生活ぶりが克明に描かれるので、一気に当時27歳の自分に戻った気分で楽しめた。
スキー列車の混雑ぶり、変なアクションペインティングやグループサウンド、トルコ風呂、細かいところでは表札の横に張ったNHKと書かれた小さな金属プレートなど、あぁあったあったとすべて懐かしい。
渥美清と佐久間良子が主役ではあるが、続々と登場する脇役たちの名前もほとんど知ってる、あぁ懐かしい、しかもみんな若く、ぴちぴちツヤッツヤではないか。
よき時代のよき喜劇。
こうした作品は、年を重ねるほど、文化財として、資料的価値も増す、貴重な一作といえるだろう。
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