喜劇 ドッキリ大逃走

劇場公開日:

解説

大阪、万博会場を舞台に繰り広げられるコメディー。脚本は「ひらヒラ社員 夕日くん」の田波靖男、監督は「ブラボー!若大将」の岩内克己。撮影は「蝦夷館の決闘」の村井博がそれぞれ担当。

1970年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年10月17日

ストーリー

アメリカ・ニューヨークに本拠を置く財界の黒幕、ピタゴラス・オアシスという怪物から“移殖用の強心臓を至急送れ”という秘密指令が全世界に打電された。ピタゴラスは日本の国家予算の数十倍を持ち、世界各国の企業にその魔手を伸ばしていた。彼に不可能なことはなにひとつないが、心臓だけは赤ん坊のときから一つしか持ち合わせず、それが最近イカれ、あと半年の寿命と医師から宣告されたため、移殖用の心臓を金力と挙銃にものを言わせて強奪しようと企んだ。この指令をうけた極東支部の高林以下三人トリオは、次期オリンピックで優勝を目ざすマラソン選手の高井庄介に目をつけた。心臓強奪トリオは、いかにして庄介を生け捕り、ボス・ピタゴラスの許に送るか、アノ手コノ手を研究しながら、日夜、監視の眼を光らせていた。強奪トリオの魔手は間近にせまり、庄介の憧れの女性である佳子と同伴でアメリカに行き、マラソンの練習をしては、という甘い言葉で誘惑して、心臓を提供するという内容の契約書にサインをさせてしまった。この内容に気がつき、驚ろいた庄介は、トリオの手をのがれて、佳子と万博会場に逃げこみ奇策で難を脱する。

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