喜劇 男の顔は人生よ

劇場公開日

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解説

ペテン師、元やくざ、馬鹿正直者という三人のろくでなしが、それぞれの目的のために金をつくろうとする姿をコミカルに描く。脚本は前川宏司と「谷岡ヤスジのメッタメタ ガキ道講座」の山崎巌。監督は「暴力団・乗り込み」の江崎実生。撮影は「喜劇 いじわる大障害」の高村倉太郎がそれぞれ担当。

1971年製作/82分/日本
配給:ダイニチ映配

ストーリー

昔はちょっとしたヤクザで鳴らした赤間清松は、生来のお人好しからヘマばかりしでかして、いまも出入りのセールスマンでペテン師の菊地の尻ぬぐいをさせられていた。好意で振り出した手形が暴力団の手に渡り、四十五万円の現金を揃えなければ、せっかく自分のものになったガソリン・スタンドが暴力団の手に渡ってしまうというものだった。必死の追跡で菊地を捕まえてみれば、菊地は一文なし、おまけに暴力団の金まで持ち逃げしてどうにもならず遂に菊地をかくまってやる始末。そんな時、不動産屋と自称する竹島という男から三百方入るという話が持ち込まれた。さる大地王の婿になるという話でさっそく会ってみると、徳川時代に悪名を響かせた田沼意次の子孫で田沼則次という、いかにもそれらしき人物だった。その娘とき子は大変な美人で、二人は我先にと争ったが、とき子が菊地を選んだため、赤間は涙をのんだ。とき子には、誰かれの見境なく殴っ飛ばし、暴れまくるという奇妙な癖があるために、今まで何回となく結婚したが、みんな逃げだしてしまった。そんなこととは知らない菊地は、翌朝ダウン寸前だった。一方、竹島と赤間は、大金を貰えるものと思っていたが、貰ったものは、田沼意次が隠した財宝のありかを記したという、もっともらしい古い地図一枚だった。赤間から借金のいきさつを聞いた竹島の妹陽子は、お人好しの赤間のことを心配した。必死に財宝を捜す三人の野望も、悪智恵の伝統のある田沼には敵わなかった。地図もニセものだったのである。刻々迫る借金の返済期限。困り果てた赤間は、昔やった賭場荒しを思いつき、成功した。借金はきれいに返済したものの、竹島の口車に乗せられ、残りの金を全部取られてしまった。彼は、菊地とか竹島みたいに遊んで金を作ろうとすれば、余りよいことはないと悟り、これがきっかけで陽子と結ばれることにもなり、またもとのガソリン・スタンドで真面目に働くようになった。

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