喜劇 一発勝負のレビュー・感想・評価

これがこの演出家の本当の姿。
我が亡父がハナ肇さんになんとなく似ている。こう言った映画や『ウマシカシリーズ』をガキの頃から見せられた。だから、我が母はこの類の映画が嫌いだった。
見た目が似ているだけでなく、主人公の性格が物凄く似ていた。
似ていない所は『ウツカウ』が出来ない男だった。しかし『呑む』量が半端ない量だった。
それで、人を争いに巻き込む輩だった。つまり、この映画の主人公である。
さて、この主人公はこのあと直ぐにあのシリーズに受け継がれる。
だから、東宝◯画の『無責任シリーズ』の継承作品だと理解する。
日本の映画史的に見て、彼が小津安二郎監督の継承ではないのだ。
『旅情、友情、愛情』をあのシリーズにはあると言う方々もいるが元々、スラップスティックなコメディでしかない。

追記　途中妹が絵を描く合間にいっぷくする場面があるが、僕はそれをテレビのインタビューで見た事がある。さすが女優だねって思ったものだ。

追追記
最後に登場する温泉はサマ◯ランドで、当時ハワイアンダンスが演じられていた。従って、いわき市の『常磐ハワイア◯センタ◯』は二匹目のドジョウ。あの映画は誇張され過ぎと分かる。