劇場公開日 1974年1月26日

「因果応報」華麗なる一族 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0因果応報

2024年8月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もし阪神特殊鋼の突貫工事が完遂されていたら、物語の展開は大きく変わっていただろう。
もし鉄平の血液型がAではなくBだとわかっていたら話の展開も変わっていて大同銀行との合併もなかったであろう。
そうすれば高須愛子もクビにならずに済んだものを。
この映画には数多のIFが存在する。そこに欲望と情熱と嫉妬が綯交ぜになって展開され、そこがまさに妙味と言える。
結果、この華麗なる一族は崩壊への道を辿る。得たものの代償はあまりにも大きい。

ちゆう