カモとねぎのレビュー・感想・評価
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黄金の四人‼️
谷口千吉監督が描く詐欺師版「ルパン三世」or「スパイ大作戦」⁉️チームの頭脳とも言える森雅之さん、労働担当の高島忠夫さん、発明担当の砂塚秀夫さん、解錠&すり替えのプロでお色気担当の緑魔子さん‼️森雅之さんはジム・フェルプスだし、高島さんはイーサン・ハント、緑魔子さんは峰不二子ですよね‼️ボートに細工して競艇で大儲けしたり、ぼったくりバーの店長脅しで大金をせしめたり、ポルノ映画を毛嫌いする委員会のご婦人たちを騙して売り上げを盗んだり・・・。でもラストは公害に苦しむ人々を助け、悪徳企業を懲らしめる‼️主役の森雅之さんのどこか英国紳士のような佇まいが、日本映画にしては洒落た雰囲気を醸し出していて、楽しめる作品です‼️堅物のご婦人に扮した山岡久乃さんがポルノ映画を観せられて興奮する姿は大爆笑‼️でもやはり出演陣の中では、緑魔子さんがチョー魅力的ですね‼️
軽いノリだが人情に厚い凸凹カルテットは和製ルパンファミリーの開祖か⁉ 愉快痛快義賊譚に公害,戦争,権力への皮肉も込めたごった煮娯楽映画!!
三船敏郎さんの俳優デビュー作として有名な山岳アクション映画『銀嶺の果て』(1947)や"和製007"を目指した『国際秘密警察シリーズ』(1963~1967)の谷口千吉監督のキャリア晩年の一本。ちょっと調べてみたらどうやら70年代は公式記録映画を一本と自主映画を一本のみのようなので商業映画としては本作が最後となったようです。
個性の強い男女四人による駆け引きと悪漢から大金を掠め取る大泥棒劇…プロットからすると『ルパン三世』(本作公開とちょうど同時期に第一作が連載されていたようです)あるいは『スパイ大作戦』を強く感じさせ、それだけに古い作品と言えど四人の軽妙な掛け合いこそ楽しみどころということが直感的に判る、偉大なるマンネリの一型です。
しかしながらその一方で1968年という世相とその社会的問題意識が要所にエッセンスとして散りばめられており、単なる能天気には留まっていません。
また、メイン四人を演じる森雅之さん、緑魔子さん、高島忠夫さん、砂塚秀夫さんは他の代表作品でのイメージとは一味違った印象を残しているので、そういう面でもまさしく掘り出しもん感でした。
シャレてると思う
詐欺の仕事はそんなに上手くいくわけねぇよ。と思うシーンが多いけど、昭和のいい加減な感じがよく出てると思う。キャストはみんな良かったけど緑魔子がメチャクチャかわいい、50年も前なのに今いてもオシャレだと思うファッション。ロミ山田の歌も最高。ピカピカに輝いていたこの頃の2人を観れただけでも自分は満足。
うさん臭くてシャレていて憎めない
ケーブルTV蔵出し名画座を自宅で観賞。
詐欺師犯罪コメディ。これは拾い物、大好物な楽しい映画でした!
登場人物が皆、うさん臭くてシャレていて憎めない。七変化の森雅之、キュートな緑魔子、終始C調な高島忠夫!PTAやら公害やら、その時代背景も楽しめますね。「世の中に俺たちほど真面目に働いてる奴いねぇんだけどな!」「二人でドロンしましょうよ」等々。最近の映画『コンフィデンスマンJP』にも通じてますね。フジ隊員桜井浩子さんがチョイ出てたのも嬉しい。昭和の映画、酔い良いですね!
こうゆう昔の楽しく洒落た映画がまだまだあるんですよね。だから映画は止められない。ではまたご一緒に楽しみましょう!
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