大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオスのレビュー・感想・評価
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いたずらに出鱈目な物を出鱈目と煽っても意味がない。 だから、見なけ...
いたずらに出鱈目な物を出鱈目と煽っても意味がない。
だから、見なけりゃ好いのだが、見たと記憶していたので見てみた。
感想は
立派な子供騙しな映画。
子供騙し映画で育った子供達は可愛そうだと思う。
たとえ生活の為とは言え、この映画を演じた人も実に可愛そうだ。哀れだ。
想い出した。東京會舘(交通会館)の開業が確か65年くらいで、こう言った建物が流行っていた。後に当時住んでいた柏にも同じ様な建物が建った。東京會舘へは何回か周りに行った事がある。だがしかし、今は周るのをやめたそうである。
南アルプススーパー林道の反対運動は大変なものだったと記憶する。まだ、この映画公開の時はどうなのか記憶にないが、山火事とかで対処する姿勢は、現代の対処と比べると褒められたものではない。やっぱり、子供騙しな映画だ。
ギャオス命名の由来
村長の孫、英一。
ギャオスに捕まるわ、ガメラの甲羅に乗るわと、身内や回りの大人達には何かと大迷惑な奴。
そんなクソガキの思い付きがギャオスの名付け親だったとは笑(笑)
人気怪獣ギャオス登場の大映ガメラ第3弾
ガメラのライバルとして有名なギャオスが出てくる大映ガメラの第3弾です。確かにギャオス強いし、ライバルな感じしますね。
昔の映画を観てると今との違いが楽しめます。おお!中央高速道路がまだない時代なんだ!高速道路を作る人と地元住民との抗争ってあったんですね。今っていつの間にか道路ができてる印象があるのですが、こういう抗争あってのかな?緑に光る山に対して「金がある所は地質学的にあんな風に光るんです」ってトンデモ科学キター(゚∀゚)あんなに光ってくれれば金山発見するの楽チンですよね。
ギャオス頭が物凄く平ら‼️怪獣とはいえ生物の頭をあんな平らにするデザインを考えた人スゴい。というか見た目だけで首の骨が二股になっていて音叉のように超音波を出せるって解明する生物学者もスゴい。人を食べる設定なんですけど、ずっと地下にいた間は食料はどうしていたのでしょうか?ってガメラとの初戦では執拗腕ばかり狙ってきててエグい‼️嫌な性格してるわ~。
ガメラに乗った子供は学校で自慢していいと思う!ガメラさん、しっかりと子供を助けるし、本作辺りから人類の味方感が強まってますね。ちゃんとガメラとギャオスの戦いもあり、ギャオスが名古屋の街を壊すシーンもあり、人間側も回転作戦や山火事作戦で頑張ってますし、子供も活躍しててなかなか怪獣映画のお楽しみが詰まった作品だったのではないでしょうか?
昭和シリーズでいちばんのお気に入り!
ガメラ・シリーズ第3作。
サンテレビ「アフタヌーンシアター」で鑑賞。
昭和シリーズで本作がいちばんのお気に入りです。
ギャオス初登場作と云うことをはじめ、名古屋破壊の醍醐味とスリリングな空中戦、奇想天外な回転作戦、クライマックスの激闘と云った迫力の特撮に終始興奮の坩堝でした。
英一くんがガメラの甲羅に乗って富士急ハイランドへ行くシーンも好きです。ユニークだし、夢に溢れていました。特撮はゴジラ・シリーズに匹敵するんじゃないかなと思いました。
[余談]
後で以下のような逸話を知りました。ある日、湯浅憲明監督宛に、本多猪四郎監督から手紙が届きました。本作を鑑賞した感想が綴られており、湯浅監督はとても感激したそうな。こちらはゴジラ・シリーズを意識していましたが、向こうもこちらを意識していたことを知り、大層嬉しかったとか。
[以降の鑑賞記録]
2020/06/23:アマプラ(シネマコレクション by KADOKAWA)
※初投稿(2019/02/21)
※再投稿(2020/06/23)
※リライト(2022/10/23)
※修正(2023/12/14)
ヒーローと好敵手
シリーズ3作目。1967年の作品。
ゴジラで言えば、キングギドラ。ガメラ最大のライバル、ギャオスのデビュー作。
昭和シリーズでは『~対大悪獣ギロン』に亜種として再登場、平成3部作でも『1』と『3』に登場、2006年の『小さき勇者たち』にも登場。
その人気のほどが窺える。
コウモリをモデルにしたシャープなデザイン。何処か悪魔的なものも感じさせつつ、ガメラ怪獣の中ではやはり一番カッコいい。(レギオンも捨て難いが…)
必殺技は、どんなものも真っ二つにする超音波メス。ガメラの腕も切り裂く。
夜行性。獰猛で、人間を食らう。
空も自由自在に飛べ、何と言ってもガメラと繰り広げられる空中戦。
…と、魅力たっぷり。その特徴や性格は平成版にも引き継がれている。
他にも、(ネタバレだが)断末魔の超音波メスとか、電車を襲って乗客を食らうとか、明確ではないが人間の環境破壊で永い眠りから目覚めたと思わせる説明描写もあり、改めて見ると、一新したとは言え細かい点で平成版はオマージュもちらほら。
90分弱ほどの尺で、ガメラとはたっぷり3回戦。
1回戦は、超音波メスでガメラを散々いたぶり、ギャオスの勝利。
2回戦は、タイトルにもなっている空中戦。闘いの場は海へ。ガメラはギャオスの足に食らい付き離さない。間もなく日の出。寸前、ギャオスは自らの足を切断し、逃げ去る…。引き分け。(この足を自ら切断するのも平成でお披露目)
そして、決戦のクライマックス…。
その合間合間にも、街襲撃や人類の対作戦。
ほぼギャオスがメインと言ってもいいくらい。
ガメラは本作から完全に正義の味方、子供たちのヒーローに。助けた子供を背中に乗せて飛ぶ“サービス”も。
子供をも襲おうとするギャオスのヒールさに対し、ガメラの魅力が際立つ。
ヒーローが持つべきものは味方と等しく、好敵手である。
人間ドラマ部分は、前作がアダルトな作風になって子供客にそっぽ向かれてしまった為、子供を主要人物とし、良く言えば分かり易いソフトな作風、悪く言えば取って付けたような平凡な内容。
とは言え、次作からの少年SF漫画のような完全子供向けまでにはならず、森林開発を巡る大人たちの人間のエゴも描かれ、まだギリギリ大人向けと子供向けの“中間”を保っている。
尚、本作から遂に登場、昭和ガメラお馴染みの“ガメラマーチ”!…ではなく、こちらは“ガメラの歌”なので、お間違いのないよう。
それぞれ魅力を際立たせたヒーローガメラと好敵手ギャオス。
陸海空での闘いと見せ場を、特撮を駆使して。
話も作品的にも怪獣映画の王道。
“ライバル”の本多猪四郎監督が本作を絶賛したという逸話も。
昭和ガメラの中で、最も“昭和ガメラ”らしいと言える快作。
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