大怪獣決闘 ガメラ対バルゴンのレビュー・感想・評価
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カラー化された初のガメラ
第一作もモノクロの良さがあったけどカラーでさらに面白くなった。冒頭の黒部ダムのシーンも大阪のバルゴンとの対決もラストのバルゴンの虹の断末魔まで
飽きずに観ることができた。
ガメラの回転して飛ぶシーンはカラーになってさらにシュールな感じで素晴らしい。
子供向きの感じはないのだけどシンプルに楽しめた。
剥き出しの悪党がバルゴンに呑み込まれるシーンは
人間の浅ましさ醜さで地獄落ちの象徴で恐ろしかった。そのシーンだけでこの怪獣映画をみた甲斐があった。
エキゾチックな女優さんの江波杏子さんも素敵でした。
今だに観返すシリーズ9
箇条書きしてみる。
・ガメラ再来! ダムに体当たり、恨みが感じられる。
・バルゴン孵化! 血混じりの粘液、キッショ。
・シネスコ効果満点! 第1R、朦朧とする目の点滅、最後の一撃、ギャッギャッギャー!!
・傷口ゴポゴポ、最終Rは嬲り殺し?
・一人じゃないわ・・来るよ、きっと来るよ!(嘘)
とにかくヌメヌメ、紫、変な瞼、キモイ舌、バルゴンの気持ち悪さが際立つ。ギャッギャッギャー!!!
0009 最終決着地は琵琶湖
1966年公開
のったりーまったりーするけど
重厚さのある怪獣映画といえばコレ!
とにかく画面の使い方が斬新。
左端のバルゴンの光線が画面の右端のガメラに炸裂!
ワンテンポ遅れてガメラが吹っ飛ぶ。
特撮が下手なのか演出が凄いのかわからんが
効果は抜群。
ガメラがバルゴンを強引に湖に沈めて決着をつけるが
木下忠司の荘重な音楽がようやく危機が去ったという
安堵感を醸し出す。
ガメラはさらなる強敵を求めてどこかに飛び立っていく。
70点
本作は「大魔神」が併映。
東京で「ガメラ」京都で「大魔神」を製作。
東宝では出来なかった特撮2本立てを実現する。
1作目より物語がしっかり
荒唐無稽だった前作「大怪獣ガメラ」よりも欲にまみれた人物が登場し、人間の因果な部分を見せられる為、子どもの観る怪獣映画と言うスタンスから離れた作品になっていると思う。
モンスターパニック映画に必須のキャラクターとして、怪獣より怪物な悪人がいるものだが、この作品には小野寺がいる。
一緒に探索に行った仲間を宝石を独り占めするために殺し、帰国したらさらに行方不明の圭介の兄夫婦まで手に掛ける。
果てはバルゴン誘導の為の巨大ダイヤモンドを奪い取ろうとする始末。
欲の張った人間の醜さが十分に伝わる。
そして本作品ガメラの初対決の相手、バルゴン。
初顔合わせではバルゴンの能力に一方的に敗れる ガメラの図式はこの作品から始まっている。
冷凍光線と殺人虹光線は強力であるが弱点が水なのに船沈没させて泳いだりするのだから、弱点と言うほどには弱点じゃないのか?と思ったり…。
バルゴンの瞼が左右から閉まるのはちょい変わってるし、逆にガメラは尖った眼をしているので前作とは表情も違うように感じる。
回転しながら飛ぶ時もアニメーションから実物が火を吹きながら回転するものに変わってた。
色々、変えてきたガメラ、内容も大人思考で意外に面白かった。
DVDでの観賞だったが、フィルムの縦キズや画面上部にゴミが引っ掛かっていたりして見えているのは元が16ミリフィルムなんだろうか?
当時の35ミリフィルムは作ったら、即大映直営か掛けてくれる映画館に送られ、マスターフィルムもどっかに行っちゃったのだろうか…と考えたりした。
バルゴン戦ってこんなだったのね。
ガメラ、ほとんど活躍するのはラスト10分のみ。それまではエゴ、裏切りの人間模様。なかなか大人な展開。まだまだガメラは子供の味方にならず。人間対バルゴンの展開がメインでこれはこれでまた見応えあった。
前半の展開が
大人のドラマで面白かった。どうせなら奥さんとかお姉ちゃんとかもう少しセクシーで露出度の高い演出にして欲しかった。せっかく南国から来たんだからもう少し南国チックな・・・
後半のいかにして怪物を倒すかというところは怪獣映画はどれも見ても同じだなと思った。そして結局エヴァンゲリオンに至るまでこの系統の作品なんだなあと。
ガメラ初の怪獣バトル(短め)な大映ガメラ第2弾
お、カラーになった。元祖大映ガメラの第2作目です。前作からの直接の続編です。
ガメラさん、宇宙から黒部ダムへ直行!宇宙にいたのによくわかるもんですね。あれ?でも、これダム壊す必要なくない!?何でわざわざ壊したの?そのまま国外に行っちゃうしなぁ。
バルゴンの冷凍吐息って何気にスゴいですよね。って何!あの虹光線⁉️カッコいい‼️って思ったらそれがガメラを呼び寄せる原因になった。でもガメラにも圧勝。見た目はウルトラマンに出てくる怪獣っぽくって印象薄いけど強いぞバルゴン!
小野寺悪いやっちゃなぁっと思ってたら最後はバルゴンに食べられましたね。ん?バルゴンは人食うの?あれはダイヤを狙ってて、たまたま人も混じっただけ?そもそも、バルゴンは何を食べるのでしょうか?南の島ニューギニアの出身なのに物を冷凍させる能力って、どういう必要性があってその進化は起こったのでしょう?考えれば考えるほど不思議な生物です。でも、凍るせる能力って暑い南の島なら逆に重宝されそうだけどなぁ。
ガメラとバルゴン、どちらも人類の脅威って描かれ方だったのに最後はバルゴン倒して終了って、ガメラは放って置いても良かったのでしょうか?うーん、色々と謎が残るガメラ対バルゴンでした。
アダルティーな異色作!
ガメラ・シリーズ第2作。
サンテレビ「アフタヌーンシアター」で鑑賞。
本作の大きな特徴は、子供が一切登場しないこと。ガメラが子供を助けると云った描写もありません。ちなみにガメラは人間の味方というよりも徹頭徹尾敵の立ち位置でした。
主人公とヒロインがいい雰囲気になったり、悪役が殺人を犯したりとアダルトな雰囲気が漂っていました。そのせいか子供が退屈したため、次から子供向けに戻したそうな。
大人になって思い返すと、ドラマも特撮も昭和シリーズの中でいちばん観応えがあるように思います。全体的なバランスが上手く取れていて、物語のテンポもいい感じでした。
当時の大映のスターである本郷功次郎が出演していて、ドラマに締まりが感じられました。しかし本人ははじめ、怪獣映画に出演するのがめちゃくちゃ嫌だったとのこと。
仮病を使って引き籠もっていたところを口説き落とされて出演したそうな。後々現在も続いているガメラ人気に「出て良かった。今では財産」と云う趣旨の発言をしたとのこと。
特撮では、神戸や大阪を蹂躙するバルゴンの描写が大迫力。昭和シリーズ後半では予算の都合で無くなる都市破壊を存分に楽しめました。虹色殺人光線などユニークな技が楽しい。
昭和シリーズでいちばんと言っていいほど自衛隊が怪獣撃滅作戦を頑張っていました。バルゴンの習性を研究して様々な作戦を展開。バックミラー作戦、名称がユーモラス過ぎる。
ガメラがリベンジ・マッチで敵に勝利する図式が本作で出来上がりました。氷漬けにされるも琵琶湖で再戦し、バルゴンの弱点を突いて勝利。バルゴンの断末魔が印象的でした。
兵庫県出身なので、映画などで関西が舞台だと嬉しくなります。怪獣映画だと喜びも一入。2作目で大阪が舞台なのはさながらゴジラ・シリーズをなぞっているなと思いました。
人間の欲望の醜さが描かれていて、因果応報な結末を迎える悪人に子供ながらに衝撃を受けたことを覚えています。
こんな大人にだけはならないでおこうと心に決めていましたが、果たしてなっていないかな。とても心配です(笑)。
[追記(2020/05/24)]
偶然「黒部の太陽」を観た直後に鑑賞したので、冒頭で黒部ダムが破壊されるシーンはめちゃくちゃ心が痛みました。
どれだけの犠牲の果てに出来上ったと思ってるんだとダムに感情移入してしまい、ガメラに怒りを覚えました(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2020/05/24:アマプラ(シネマコレクション by KADOKAWA)
※初投稿(2018/10/11)
※再投稿(2020/05/25)
※修正(2023/12/04)
人間のエゴが怪獣を目覚めさせる
シリーズ2作目。1966年の作品。本作からカラーに。
2作目から“大怪獣決闘”モノで、舞台は大阪…あちらとの酷似はこの際いいとして、
話は前作の後日談。
半年前、日本に上陸し暴れ回り、“Zプラン”によって宇宙へ追放されたガメラ。
が! ガメラを封じ込めたロケットが驚異的な確率で隕石に衝突し、自由になったガメラは地球に舞い戻る。
そして何故か小さな島国・日本の黒部ダムを襲ってエネルギーを蓄え、再び何処へ飛び去った…。
序盤はツッコミ所多々だが、人間ドラマはシリアスな雰囲気になる。
自らの飛行機会社設立を夢見るパイロットの圭介は、今の会社を辞め、兄の計画に参加する。
戦時中、パプアニューギニアのジャングル奥地の洞窟で見付けたオパールを隠したという兄。戦争で足を負傷した兄に代わり、圭介と他2名で手に入れに行く。
現地に着くと日本語が話せる村の女・カレンに止められるが、制止を強引に振り切り、ジャングル奥地の洞窟を目指す。
遂に辿り着き、オパールを発見。喜びに沸くが、一人が毒サソリに刺されて死亡。それがきっかけでもう一人が裏切り、洞窟を爆破してオパールを持って逃げてしまう。
圭介はカレンに助けられ、「恐ろしい事が起こる」と怖れるカレンと共に日本へ。
実はオパールは…。
裏切り者が乗った船の中でオパールが赤外線に偶然当てられ、変化。
そしてその中から誕生する。
パプアニューギニアの魔境、“虹の谷”の伝説の怪獣、バルゴン!
オパールだと思っていたそれは、バルゴンの卵だったのだ。
急速に巨大化し、大阪で暴れ回る…。
バルゴン登場までの人間ドラマが前作から売って変わってアダルトな作風。
宝石に目が眩んだ欲深い裏切り者。
洞窟で仲間の一人の足に忍び込んだサソリを黙認。
日本に戻りうっかり洞窟で起きた事を口を滑らし、圭介の兄に問い詰められた挙げ句、殺める。
圭介と因縁の再会。取っ組み合い。
怪我した圭介の傷に口を当てるカレン。これ、本当に昭和ガメラだよね!?
終盤、対バルゴンのある作戦の最中、再び裏切り者が乱入。
欲と醜態の末路は…。
昭和ガメラでは唯一、子供が出て来ない。
その為公開時、観に来た子供は退屈し、怪獣が出てくるまで劇場を走り回ってたという逸話があるが、個人的には昭和ガメラで人間ドラマ部分は一番面白い。
言ってしまえば本作、“虹の大怪獣バルゴン”だけでも成り立つ話である。
長く伸びた舌の先から出す冷凍ガス、背中のヒレから出す虹の光線…バルゴンの猛威は圧倒的。
人類は“ダイヤモンド作戦”“人工雨作戦”“バックミラー作戦”で挑む。
前作以上に人類と怪獣の闘いが描かれていた気がした。
後一歩で倒す事が出来ない。
そこへ現れたのが、ガメラ。
寒さに弱いガメラはバルゴンの冷凍攻撃で一度は敗れるも、復活し再戦。
昭和ガメラの鉄板となるこの図式も本作から。
本作のガメラの立ち位置はまだ人間の脅威寄り。
しかし、更なる脅威が現れると、闘ってくれる…ゴジラでもお馴染みの怪獣映画の定番。
前作が大ヒットした事により、予算がアップ。それは特撮面で充分窺い知れる。
序盤の黒部ダムセット、メインの大阪セット、クライマックスの琵琶湖セット…大規模なセット。
一瞬にして凍る冷凍ガス攻撃、カラーを意識した虹の光線の特撮の見せ方もアイデア駆使している。
また、ガメラとバルゴンの闘いは基本四足で。これはゴジラ映画では無かった。
本作のみ特技監督を務めた湯浅憲明監督のこだわりで、動物らしさが出ている。
ワニとオオトカゲを合わせたというバルゴンの造形もまさにそう。
人間ドラマも特撮も昭和シリーズ随一。
人間のエゴが怪獣を目覚めさせる…という怪獣映画の真のテーマもしっかりと。
やはり、昭和ガメラでは一番!
本作は公開時、『大魔神』と同時上映だったとか。
何と贅沢な!
怪獣映画の水準が今後低下していくことを予感させる
ガメラ第2作
1966年4月公開
東宝特撮の独壇場であった怪獣映画がに遂に他社が挑戦を初めました
それが1965年11月のガメラ第1作大怪獣ガメラです
思いのほかの大ヒットでした
本作は、それをうけ早くも前作の5ヵ月後に公開された続編です
予算も大幅に増えてカラー作品です
冒頭は前作の粗筋紹介ですが、前作が白黒作品だったので回想シーンとして収まりが良いです
そしてカラーで本編の開始ですが、オレンジ色の火の海を背景に、青白い超高温のロケット噴射を行い回転飛行を始めるガメラが美しく、ガメラとはこうだったのか!という感激を上手く色彩の鮮やかさで表現しています
南海の島から怪獣を呼び寄せてしまうモチーフはモスラを思わせます
オープンセットの強い陽光の下での原住民のダンスシーンはスタジオセットでの撮影のモスラに勝る臨場感があります
ジャングルシーンもマタンゴより雰囲気が出ています
ドラマパートも本郷功次郎や江波杏子を始め脇役までなかなか頑張って良い演技を見せてくれます
特に本郷功次郎は嫌な仕事だと逃げ回っていた筈なのに、素晴らしい印象を残します
現に彼は本作以降ブレイクしてテレビドラマなどで売れっ子俳優になりました
江波杏子もクールビューティーぶりは素晴らしく、東宝の美女達に全く負けていません
脇役では藤岡琢也がさすがの名演技です
彼も本作以降売れっ子俳優になります
しかし前作での良い点であった子供の目線が全く忘れさられているのは残念なポイントです
とはいえ、脚本は前作につづき面白く、良い出来で最後まで興味を失いません
さて肝心の特撮シーンですが、序盤の黒四ダム破壊シーンはなかなかの迫力ですが、大阪城は冷凍にしてくれますが破壊してくれずフラストレーションがあります
神戸港のメリケン埠頭とポートタワーのシーンは良い出来映えで、ミニチュアセットも頑張っています
しかし、大阪市内のミニチュアセットはもうひとつ嘘臭い出来映えで破壊シーンも少なくつまらないです
大阪の皆の知る実在の場所を再現して破壊して見せようという意欲はまるで感じられません
琵琶湖大橋も破壊シーンはあってもそうハイライトが当たっていません
バルゴンの着ぐるみは頭部から上半身は良いのですが、後ろ足は完全に人間が四つん這いである事を隠してもいません
怪獣同士の闘争は流血シーンがあり、東宝特撮との違いを打ち出した演出をしています
特撮シーンの技術としては、東宝特撮の劣化コピーの印象ですが、普通の一般客なら十分な出来映えです
ただし怪獣映画の水準は、今後どんどん低下していくことを予感させるものです
このままでは厳しい
特に対戦相手の怪獣にもう一工夫がないと駄目だという反省が大映にも生まれたと思います
それは次回作、大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオスに結実します
しかしそれを待つことなく、実は本作の併映作品に日本の特撮映画の金字塔がもうすでに撮られていたのです
それは名作大魔神です
亀対トカゲ
予想外の何だか渋めなお話。舞台はまずニューギニア部落で土人が登場(そういう描写が普通に出てくる)。ある石を巡る話で中々に個性的なプロット。
バルゴン登場シーンは中々に素晴らしい。でも目が可愛い過ぎw 戦車も戦闘機をサクサク登場して展開が速い。報道や司令部の描き方も抑揚が効いてて渋い。何度も対怪獣作戦を描くという硬派っぷり。シンゴジラはこの作品をチェックしているのでは?と思ったよね。
ただガメラとの対戦シーンは重力が無い如くフワフワ気味。結末もアッサリ。ガメラはどっか飛んで行っちゃったきりで完。それでいいのかw
完成度は高くはないけれど、ただの子供向けでない内容は一見の価値あり、かもです。
はじめの方は怪獣出てこなくてオパールで金儲けしようとする人間の話。...
はじめの方は怪獣出てこなくてオパールで金儲けしようとする人間の話。バルゴン登場シーンはかなり良い。ひと暴れしたのちまた人間の話。水虫オノデラのせいでバルゴンが急激にデカくなったとわかる。ダイヤ作戦もオノデラの欲望に阻まれる。
人間ストーリーはバルゴンなんとかしようと考える江波杏子とサイコパス・オノデラが大暴れてひっかき掻き回すみたいな。人間欲の皮はあんまりつっぱるもんじゃない。というラスト。
1回目のダイヤ作戦失敗で揉めたりとか人間の醜さに対して教訓めいた内容。全体的には良かったけど、カタコト日本語が全然安定てしないのと、中途半端に仄めかすラブ要素ちょっと入ってるところが✖︎すっきりしない。
黒部ダムが壊滅的被害・・・この2年後に『黒部の太陽』が作られたのは皮肉なのか。
物語は急展開して、ニューギニアのジャングル。“土人”という言葉が平気で使われていることに時代を感じる。洞窟のある虹の谷へは行くなと土人たちに引き留められるが、強引に道を進む探検隊もどきの3人。川尻は毒サソリにやられ死に、小野寺(藤山浩二)が宝石を奪って逃げ、まんまと置き去りにされた平田だったが、見つけたオパールと思ってたモノは宝石ではないのだと聞かされる。あわじ丸で一人日本に帰る小野寺は水虫のため赤外線治療するが、それが宝石だと思っていた物体からバルゴンが産まれる・・・
神戸に現れた怪獣バルゴン。そのトカゲの怪獣の口から吐き出す液体は一瞬にして万物を凍らせてしまうのだ。しかも背びれからは虹色の光で攻撃。その光に反応して大阪上空にガメラが登場。炎対氷といった構図も面白いが、白と黒の背景に光る虹はとても奇麗。そして、あっけなくガメラは凍ってしまう・・・
水に弱いため、5000カラットのダイヤを湖に沈め、バルゴンを誘導する作戦。カレン(江波)がニューギニアの部落から持ってきたことにも驚きだ。しかし最初は失敗。殺人光線によってダイヤの光を増長させるしか方法がなかった。しかし・・・
平田の兄夫婦も殺した殺人鬼となってしまった小野寺。ガメラ対バルゴンよりも、平田対小野寺の方が迫力あった。宝石に目がくらむ愚かさといい、暴力的になってしまうところといい、怪獣よりも恐ろしいのは人間。琵琶湖に沈めるための時価200億円のダイヤにも小野寺が反応してしまうのだ。ダイヤを奪った哀れ小野寺はバルゴンに食べられちゃった(笑)
失敗を続けた作戦・・・最後にとったのはバックミラー作戦。虹を出させて自滅させる。しかし、それもダメ。そうこうするうちにガメラが復活して湖に誘ってくれた。結末まで、なんだかな~という展開だったけど、B級探検ものもあり、人間の欲深さを思い知らされる映画でもあった。平田とカレンの暗いがほのぼのとした恋愛を予感させるエンディングも・・・
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