「練られた創作の脚本が命の感傷的青春映画」帰らざる日々 Gustavさんの映画レビュー(感想・評価)
練られた創作の脚本が命の感傷的青春映画
結婚を控えた青年の青春回顧を感傷的に描いた藤田敏八作品。練られた創作の脚本が命の映画。良く出来ているし、琴線に触れるセンチメンタルな内容を持っている。甘さと切なさが適度にミックスされたストーリーで完結している。ただ個人的には甘すぎた。話としては嫌いではないが、藤田演出に雑な映像処理が目立ってしまい、感動とは別に醒めてしまうところもあった。オーソドックスな青春映画としては良作。
1978年 10月12日 ギンレイホール
コメントする