劇場公開日 1982年10月16日

「男の映画であるべき」海峡 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0男の映画であるべき

2015年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

どうしても「黒部の太陽」と比べてしまう。東宝の記念映画という足かせで、メディア受けする企画だったと思うが失敗した感じ。
吉永小百合の役は必要だったか? 終盤で高倉健と酌み交わす映像があって、いかにも昭和の映画ではあったがやっぱり要らんでしょ。この配役の評価がこの作品のポイントと思う。高倉健と森繁久彌と三浦友和の男たちの森谷司郎映画を観たかった。
ストーリ全体も25年の重みや月日を感じさせず、盛り上がりに欠けた。エピソードを絞っても良かったかも。
というわけで、「黒部の太陽」にも、監督の「八甲田山」にも、遠く及ばない作品になった。

Bluetom2020