「根っからのお人好し」愚か者 傷だらけの天使 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
根っからのお人好し
前作同様にハマり役の真木蔵人が演じる久が可愛らしい愛着のあるキャラクターで、真っ当に生きる為の行動が疫病神にでも取り憑かれたようなトラブルばかりが巻き起こる、しかも赤の他人の向こうから持ち込まれる災難と、全てがコミカルで感傷的にはしない阪本順治の演出が笑いを含めて冴え渡る。
ショーケンと共演したりもあったけれど役者としてパッとしない鈴木一真が鈴木福にしか見えない顔がソックリだと個人的に、ラストに豊川悦司が演じる満との出会いをオマケみたいに雑に思える展開が乱暴な場面として。
犬を置き去りに今だったら愛犬家に叩かれてしまう時代性、申し訳程度に救われる場面をチャッカリと!?
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