お引越しのレビュー・感想・評価
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おめでとうございます㊗️‼️
何回言うねん🙋♀️‼️意味わからんし!
だから小遣い制でも我慢して夫婦生活してるんよ!
喧嘩する時は金の話しだけやなあ。なんで俺の金でせ…小遣いは映画代とジュース代は死守するからな!🍹こんちくしょう!
電車の中と花火見てる人の前では静かにしてください🎇!
すごいな最後急に年齢大きくなったん?
ジャンケンポン!ピポつ、この頃からあるんや!?
3角のテーブルが面白い
素晴らしい映像作品でした。
相米監督作品。
僕はセーラー服と機関銃しか見ていなかったのです。
そう、薬師丸ひろ子の熱烈なファンだったからです。
アイドル映画と言われていたからかもしれませんし、
僕が子供だったからかもしれませんが、監督自身に
そんなに興味がなかったのです。
それより薬師丸ひろ子と渡瀬さのキスシーンに
ヤキモキしていた思春期ボーイズだったのですねぇ。
映画をたくさん見るようになって改めて「セーラー服~」
を観たときに感じた「映像で何かを語ろうとしている」って
感じ、大人になってから良く見えるようになった気がします。
そんな相米監督作品がリマスターで上映。
良い機会と思い鑑賞です。
いやぁ、言うことなしです。
良い時代だったのかもしれませんが、とても贅沢な
カットがふんだんに使われていて、登場人物たちの
気持ちが映像を通して伝わってくるほどです。
素人目ではありますが、演者が映っていないかっとひとつ
一つに意味があるように感じます。
そして演者が全員キラキラしています。
みなさん素晴らしいす演技を見せてくれます。
思い切りよく撮影している長時間のランニングの
撮りとかもみててうれしくなっちゃいます。
田畑さんがすばらしいです。当時天才子役とかなんとか
で注目されたのではないでは?(記憶にはないのですが)
なんて思っちゃいます。
それと、桜田淳子さんがお世辞抜きでめちゃくちゃ
素晴らしかったです。
TVドラマで演じているのを数度観たことがあり
良い役者さんだなぁって思ってましたが、これほどとは。
惜しいですね、続けていらっしゃったら大女優になって
いたのでは?って思います。
物語のあらすじはとってもシンプルなんです。
言っちゃえば地味な家族の物語です。
ですが、揺れる心の様と大人になっていく子供の
心の色が映像となって語ってくれているからこそ
分厚い映像作品になっているのではないでしょうか?
そういや、「セーラー服~」も女子高生の成長物語と
なってましたね・・・。
いやぁ、脱帽です。
ブルーレイで持っておこうかな・・・。
田畑さん、素晴らしい役者さんですね。
冒頭5分で凡百の映画全編に匹敵する
履修完了
この作品は 邦画を見るにあたって
履修しておかなければ~と
思い続けて 30年以上。
なんと4Kリマスター版で劇場での
鑑賞が叶った。ありがたい。
象徴的な3角のテーブルと
レトロ(令和の今となっては)な
キッチン&ダイニングテーブル
桜田淳子のキャリアウーマン風
ファッション。
やたら雨を降らせたり
何故か いきなり彷徨ったり
ああ。昔のミニシアター系って
こんな展開よくあったなぁと
懐かしい。
琵琶湖の群衆の中
レンコがしゃがみこむシーン
↓
後半の幻想的な展開
↓
「おめでとうございます」
「たけくらべ」的な描写で
ああ初潮が始まったのだなと
思った。
この年代の子役を使った作品は
役者の物理的な成長が作品の時間軸を
追い越して、特有の歪みが生ずるが
それも含めて味のある作品だった
それにしても、過酷な環境下での
ロケだったと思うが 当時小学生の
田畑智子が、よくぞ演じきったと
感心してしまう。
田畑智子さんによる田畑智子さんのための
坂道の夕立は相米らしいけど夕食の買物がどうなったのか気になる
相米慎二監督1993年公開作品の4Kリマスター、当時キネ旬の2位で栗田豊通撮影監督の映像が美しくデジタル修復版を作るにふさわしい映画なのだけれど我々「相米世代」にはまっとうなカット割りとカメラワークが綺麗すぎておよそ「相米らしからぬ」映画であった。京都を舞台に可愛らしい関西弁がじゃりン子チエを想起させる世界一不幸な小学6年生レンコがとても良くて「子ども映画の巨匠」相米の面目躍如に「こちらあみ子」の森井勇佑監督も多大なる影響を受けたと述べている。そしてなんといっても桜田淳子の母役が素晴らしくこれが芸能活動の最後となったことが残念。対して調子のいいアル中ダメ親父を演じる中井貴一がミスキャストなのと後半のレンコの琵琶湖畔山中での彷徨シーンがあまりに長すぎてもったいない。エンドロールは相米の相米映画に対するセルフオマージュでやっとそれと分かる爪痕を残した。
あの頃といえば。
桜田淳子
思い出は片手で数えられるだけで十分
相米慎二監督の映画は2作目です。1本目は昔に見たセーラー服と機関銃なのですっかりご無沙汰です。もう30年前近い映画なんですね。4kリマスターということでしたが、画像は少しボケた感じでした。
ストーリーは離婚をする両親を止めようと奮闘するレンのお話。前半は子どもらしい親への反抗で進み、一転後半はファンタジーの世界で見る側の判断に委ねられる感じでした。
琵琶湖のお祭りは随所で火が燃え盛り幻想的で映画には欠かせないシーンになっています。特に最後の湖で船が燃えて両親が消えるシーン。花柄ワンピースのレンを抱く今の自分。そして「おめでとうございます」と叫ぶレン。両親と楽しく過ごした子供の自分とお別れし、成長した自分へのメッセージだと受け止めました。
桜田淳子さん、あらためて見ると素晴らしい女優さんですね。中井貴一さんが負けてました。
一番印象に残ったのは琵琶湖で出会ったおじいさんのセリフ「思い出は片手で数えられるだけで十分」。これを聞いて私もはっとしました。たくさんの思い出に縛られていても何もいいことはないし、忘れて前に進むことも時には大事だと私もレンコと一緒に学びました。
レンコを観る作品
ホームコメディから異世界へ:濃密な映画体験
1993年公開のこの映画を今さらながら観て、未見だったことを強く後悔しました。ホームコメディを思わせるタイトルとポスターに油断していましたが、実際に体験したのは、それを大きく超える濃密な時間でした。
映画が始まり、若い桜田淳子と中井貴一、そしてデビュー作の田畑智子がスクリーンに登場した瞬間、何か異世界に連れて行かれたような感覚を覚えました。
物語は、心がすれ違い始めた夫婦と、その間で翻弄される小学6年生の娘の話です。桜田淳子演じる母と、中井貴一演じる父は、おそらく雇用機会均等法の直前に就職した世代でしょう。制度的には平等が進みつつも、女性が復職して活躍するには困難が多く、男性も深夜残業が当たり前で、家庭を顧みる余裕はほとんどない時代です。
現代の若い世代には、この夫婦のすれ違いがピンとこないかもしれませんが、当時の社会的な背景を考えると、この葛藤は非常にリアルに感じられます。特に共働き夫婦にとって、仕事と家庭のバランスを取ることなど到底叶わない時代だったのです。
すれ違う夫婦の仲を取り持とうと健気に行動するナズナ役の田畑智子。その抑えた演技は、相米慎二監督の指導もあるのでしょうが、素晴らしいの一言に尽きます。子どもらしい無邪気さを保ちながらも、親の不和に心を痛め、時に大人びた表情を見せるナズナの姿が印象的でした。
映画が進むにつれ、物語はホームドラマの枠を超え、不思議で幻想的な領域へと踏み込みます。ここが圧巻です。相米慎二監督ならではの長回しと独特なカメラワークが、現実と非現実の境界を曖昧にし、観る者を濃密な空間に引き込みます。
平成の時代ではあるものの、映画が持つ空気感はどこか昭和を思わせます。ケータイもパソコンもない時代の時間の流れを感じさせ、その豊かさを懐かしむ気持ちが湧き上がりました。もちろん、それは錯覚なのかもしれません。しかし、この錯覚を抱かせるほど、映画の描写はリアルであり、ノスタルジックなのです。
ラストに向かうにつれ、夫婦、そして娘それぞれが自分の道を模索し、変化していく姿が描かれます。家族の物語でありながら、その先にある人生の普遍的なテーマに触れる深い映画でした。これからも多くの人に観てほしい作品です。
少女の成長物語
桜田淳子VS田畑智子
相米慎二特集4Kリマスター版「お引越し」初鑑賞
主演桜田淳子(昭和生まれには色んな意味で感慨深い…)に惹かれ鑑賞したが、実質主演はこの作品がデビュー作、小学生(声変わりもしていない!?)の田畑智子である!
相米作品ならではの、男はあくまで添え物(中井貴一)、ひたすら女の業を描き、これが実質引退作の桜田淳子と娘役の田畑智子の物語に
前半こそタイトルの「お引越し」にまつわる家族3人のあ~だこ~だをコメディタッチに描いているが、後半は田畑智子の独壇場(それもファンタジー風味)
さぞかし、相米慎二にしごかれただろう…
田畑智子の同級生役で遠野なぎこも出ており、色んな意味で業の深い女性の映画となっております
オワリ
父との拳法、母との憲法
冒頭、お見合いした末に先に使った醤油を、元の場所に戻さず自分の手元に置く賢一。
これだけで冷え切った関係が伝わってくる。
離婚に頑ななのは母の方で、父は流れに任せている。
レンコ目線からすると、両親とも大好きだが精神年齢の近い父の方により懐いている印象。
それがなずなを静かに苦しめる。
2人ともレンコを大事には思っているが、なずなのそれには少し賢一への当てつけも混ざってるような…
解釈の分かれそうな含みの持たせ方が非常に上手い。
ユキオと和歌子のカップルや、サリーちゃんとの関わりで男女の機微を少しずつ学んでゆくレンコ。
なんとか両親を取り持とうとする中で、溜まっていたものが理科室で噴出。
それに連鎖するように、浴室籠城の場面でなずなも爆発し、皮肉にも状況は悪化の一途を辿る。
無理矢理の琵琶湖旅行でも、好転することはない。
この辺までは良かったのだが、夜の竹林を彷徨うあたりからのファンタジー展開は個人的にはマイナス。
行きと帰りの違いは分かりやすいが、なずなはレンコに対しては基本優しかったし。
賢一との家族関係がどうなるかも読み取れない。
ミノルくんやサリーちゃんがもっと見たかった。
サリーちゃんとのビンタ合戦の中で、余計な一言によって一発もらうミノルくんには爆笑です。
演技や髪型などとは違い演出に古さはなく、田畑智子の表情(特に最後)など芝居の見所も多い。
終盤に毛色が変わらなければ好みだったのだが…
その後と楽屋裏を合わせたようなエンドロールは新鮮で、とても面白かった。
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