男はつらいよ 葛飾立志篇のレビュー・感想・評価
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桜田淳子ちゃんかわいいな。まさかマドンナ…とは思ったけど違うか。若...
桜田淳子ちゃんかわいいな。まさかマドンナ…とは思ったけど違うか。若すぎる。。
本編は寅さん毎度だけど、気が早くて勘違いしちゃうもんな〜
でも落ちはいつもと違うかな?
寅さん 学問を志す!
マドンナは樫山文枝
寅さんが何と学問を志すことに!
さて いつまで続くやら???
寅さんは いつも振られているイメージがあるが
今回は そうでなく 寅の勘違いなのだが
それが寅さんらしく恋愛が実れば
このシリーズは成立しないのである。
小林桂樹、桜田淳子。
良作。
終盤から一気に全編をかっ攫う小林桂樹を評す。
良い役だ。
教授もつらいよ、か。
そして桜田淳子、昭和随一の超絶美少女振り。
それらには負けるヒロインの印象浅さゆえか、
一本で丁度バランスする心地良さ。
ヤバい、飽きが出てきた
これが寅さんなんだけど、こんな勝手なヤツが罷り通ってたのもこの時代背景のおかげなんだろうな。今なら完全に社会のはみ出しものだ。
考古学をひたすら学んできた助手の礼子さん。
先生から突然渡されたラブレター。
結婚に結びつき、それを考えるとこれまでの学びが根底から覆ると。
この時代だよなぁ。
別に今取り組んでいる事を止める必要は全くないと思うけど、女が結婚となれば何もかもを捨てて結婚だけに特化しなきゃいけないって反応にめちゃくちゃ違和感。時代だなぁ。
デビュー間もない桜田淳子さん。
セリフも辿々しく、大人の事情出演か。
通りを歩くお巡りさんが彼女の歌を鼻歌で歌ってたのはウケた🤣しらじらしい。
全作見るつもりで気合を入れて見出したが、だんだんふざけんなよ!マジメに生きろよ!って怒りが込み上げて来た😤
でもそうなるとこのシリーズは成立しない😅
夢のおやじ復活。 桜田淳子が初々しい。実の子騒動、おかしくもあり、...
夢のおやじ復活。
桜田淳子が初々しい。実の子騒動、おかしくもあり、悲しくもあり。
例によっての下宿マドンナ。樫山文枝、庶民的で感じよし。今回は学問の大切さを問う。己を知るか、なるほど深い。伊達メガネは爆笑必至。他にも数えきれない小ネタが満載。振られた者同士のエンディングも愉快だ。
名作に挟まれた地味な印象だが、なかなかどうして…本作も充分名作と言えよう。
大学の助手で考古学を研究している樫山文枝に惚れてしまった寅さんだが、また例によって失恋してしまう。ただそれだけのストーリーである。個人的には手抜きに近い出来だと思う。
BSテレ東で映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」を見た。
劇場公開日 1975年12月27日
渥美清は47才
倍賞千恵子は34才
マドンナは樫山文枝
撮影時は34才
ゲストは桜田淳子
撮影時は21才
山形県から高校生の桜田淳子が寅屋を訪ねて来る。
寅さんがひょっとしたら父親かもしれないと思っていたようだ。
大学の助手で考古学を研究している樫山文枝に惚れてしまった寅さんだが、また例によって失恋してしまう。
ただそれだけのストーリーである。
個人的には手抜きに近い出来だと思う。
次作の「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」に期待したい。
上映時間は97分
満足度は5点満点で2点☆☆です。
あいかわらずばかか
修学旅行中のじゅんこ(桜田淳子)がとらやをおとずれる。
そのときのドタバタが数ある男はつらいよのなかでも出色の楽しさだった。
とうぜんながら、じゅんこの母=おゆきさんは寅さんのどれあいではなく、したがってじゅんこは寅さんの娘ではない。が、おいちゃんとおばちゃんは周章狼狽。ちょうど帰ってきた寅を問い詰める。
じゅんこは母を昨年亡くしている。母と親交のあった寅さんを父親だと思っていて、上京に寄せてとらやをたずねたのだった。
彼女は母が亡くなったことを「あの、おじさん、母は去年死にました」と言うのだが「亡くなりました」ではないところに情緒が据わった。少女が肉親の死を死ぬという直截な言葉遣いで言うとむしょうに迫るものがある。
──短いシークエンスに喜怒哀楽が詰まっていた。
もうひとつ印象的なのは、おゆきさんの墓参りをした寺での、寅と和尚役の大滝秀治の会話。
寅「おっしょさん、わたしにはおゆきさんのきもちがよ~くわかります。わたしも学問ないから、いままで悲しいことや辛いことをどれだけしてきたかわかりません。ほんとうにわたしのような馬鹿な男は、どうしようもないですよ」
和尚「いや、それはちがう。おのれの愚かしさに気がついた人間は愚かとは言いません。あなたはもう利口なひとだ。おのれを知る、これが何よりもだいじなことです。おのれを知ってこそ他人を知り、世界も知ることができるというわけです、あんたも学問なさるといい。四十の手習いと言ってな、学問をはじめるのに早い遅いはない。子曰わく、朝(あした)に道を聞けば夕べに死すとも可なり」
16作目でマドンナは樫山文枝。ゲストが小林桂樹。教養ある人に虚勢はる寅が楽しくて、全編笑える、男はつらいよの最高作(の一つ)であると思う。
寅さんが何らかの「にわか」状態になると人々をあざけるシーンがある。よくうらての印刷工場へ入って「労働者諸君」と言って真面目な人をばかにする。現実ではもちろん、架空でもこれができるのは寅さんだけである。このあざけりがいちばんたのしいのは源や近所のひとに「あいかわらずばかか」というやつだ。なんど言いたくなったかわからない。が、もちろん現実で使ってはいけない。
寅さん学問す。
「男はつらいよ」シリーズ第16作。
Huluで「HDリマスター版」を鑑賞。
寅さんが学問に目覚めた!
前代未聞・空前絶後の出来事に翻弄されるいつもの面々でしたが、とらやの2階に下宿している、大学で考古学を専攻する御前様の親戚・礼子に勉強を教えてもらうことになったものだから、寅さんの恋の虫がまたもや目を覚まし…(笑)
田所教授が礼子に宛てた恋文…めちゃくちゃエモーショナルでございました。教養のある人が書いた巧手に富みながらストレートな文面にこちらまで心を掴まれたような…(笑)
――
学問とは己を知ること―。
なるほどなと思いました。心に刻もう…。
【余談】
それにしても小林桂樹の役名が田所教授とは…。
まるで「日本沈没」やないかい!(笑)
※追記(2019/12/11)
田所“博士”を田所“教授”に修正。
大学教授もつらいよ
シリーズ16作目。
OPの夢は、西部劇。
酒場で女(さくら)が歌っていると、悪漢に絡まれ、そこへお尋ね者のタイガーキッドが現れる。
悪漢を倒し、「お兄ちゃん!」の制止を振り切り、去って行く。
今回は、本筋のメインマドンナに樫山文枝、序盤エピソードのサブマドンナに桜田淳子。
まず、序盤。
とらやに女子高生の順子が山形から訪ねて来る。
訪れた理由は、まだ見ぬ父に会いに。
そこへ帰ってきた寅さん。
お、お父さん…?
え~~~~~ッ!?
勿論、順子の思い違い。
十数年前、山形を旅していた時、冬の夜で無一文で行き倒れ寸前の所を助けてくれたのが、順子の母・お雪。
産まれて間もない赤ちゃんを背負い、見るからに苦労しながらも、親切にしてくれたお雪が、観音様のように見えたという。
言うまでもなく、この時の赤ちゃんが、順子。
恩を忘れず、お雪と順子へ欠かさず手紙と少ないお金を送り続けていたという寅さん。
さながら“足なが寅さん”。
この時の事を知らない順子は、ひょっとしてお父さんなのでは?…と、長年思っていたという。
順子が訪ねて来た理由がもう一つ。母の死を報せに…。
そんな順子を寅さんたちは豪勢な食事を注文して振る舞い、元気付ける。
当時人気絶頂だった桜田淳子が何と可愛らしい。
旅に出た寅さんは、山形へ。
お雪の墓参り。
お雪の事をよく知る住職から、学問が無いばかりに男に騙され、不幸と後悔の人生だった事を聞く。
他人事には思えない寅さん。自分も学問が無いから…。
住職から有難いお言葉を戴く。
人は何故学問に励むのか。それは、己を知る為。
影響受け易い寅さん。突然、学問に目覚める。
その頃、とらやには…
御前様の親戚で大学の考古学の助教授・礼子が下宿に。
聡明な美人。
こういう時に帰って来て…後の展開は想像通り。
学問に目覚めた寅さん、順子から勉強を習うが、何故か眼鏡を掛け始める。
眼鏡を掛ける=かしこい人、とバカ丸出し。
本当に学問に目覚めたの…??
Wマドンナと学問の目覚め以外は、過去作のあるあるの定番。
しかも、前作がリリーが再登場した名篇の一つ『相合い傘』、次作がシリーズ最高傑作の一つと言われる『夕焼け小焼け』で、その間に挟まれ、どうしても見劣りが…。
…いやいや、ある人物のキャラがいい味を出す。
ある日とらやを訪ねて来たのが、礼子の師で考古学教授の田所。
かなりお偉い先生で、何でも知っている。
おならを各国語で言え、テキ屋の商売文句もスラスラと。
が、超絶変わり者。
とてもとても大学教授に見えない髭もじゃでヨレヨレの格好。
常に煙草を口に加えているヘビースモーカー。煙草の煙と団子とお茶を一緒に飲み込む。
独り者で、礼子がまるで娘のように気遣う。
恋愛面も全然ダメ。途端にしどろもどろに。
寅さんに恋愛アドバイスされ、寅さんを師と仰ぐ。
寅さんも変わり者だが、この田所先生も負けず劣らずの変わり者。だから何故か妙に馬が合う。
小林桂樹が巧演。
本作一番の見所と言ってもいいくらい。
余談だが、小林桂樹は『日本沈没』でも“田所教授”だった。
皆で草野球をするほどすっかり仲良しに。
年末も近い。たまにはお正月をとらやで過ごすか…と、寅さん。
が…
田所には想い人が。言うまでもなく、相手は…。
それを知って、寅さんは…。
二人の男と一人のマドンナの恋の行方は…。
ラストシーンは、寅さんが旅先で本作の人物と再会するのがお決まり。
今回はてっきり順子かと思いきや、意外な人物と!
フラれた男同士の珍道中の旅が見てみたい。
けっこうよかった
寅に土方と間違われる考古学の先生が大変なチェーンスモーカーでおかしな人で、部屋が汚いところやラブレターで告白するなどとてもよかった。先生のチームと、タコの印刷会社チームで野球をする場面が楽しくてもっと見たかった。とらやに下宿するマドンナの礼子さんは、先生を振り、寅は勝手に振られた気になっていたが、勉学一筋であったので無神経な感じがしなくてよかった。寅が勉学に励むのだが、本人がそれを志したわけでもなく歴史の勉強をしていて方向性がおかしい。
桜田淳子がかわいかった。
ベストストーリーオブ寅さん
男はつらいよの定番の流れをやった作品の中で、
一番の出来か。
定番の中でも、禁じ手のような、完璧な展開が仕掛けられている。
ただし、よく出来過ぎていることに酔ったような編集が見られるのが少し残念だが、
それほど、酔い痴れられるほどの、傑作。
日本人なら寅さんくらい観なけばならないのは無論だが、「葛飾立志編」は外せない。
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