劇場公開日 1975年8月2日

「山田洋次監督はこういう偶然を多用する人だと思う。 その手法は現在も使われていて「家族はつらいよ」シリーズでも未だに見られることであると思う。」男はつらいよ 寅次郎相合い傘 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0山田洋次監督はこういう偶然を多用する人だと思う。 その手法は現在も使われていて「家族はつらいよ」シリーズでも未だに見られることであると思う。

2020年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」を見た。
1975年製作。

倍賞千恵子がやっぱりキレイ。上映時は34才。

マドンナは浅丘ルリ子。2度目の登場。上映時は35才。石坂浩二と結婚して4年目。
かっこいい。

ゲストは船越英二。上映時は52才。とても人の好さそうな男を演じる。

出社して、このまま消えてしまいたいと思って蒸発する会社重役である船越英二と旅先で出会った寅さんは一緒に旅をすることになる。その後、函館のラーメン屋ではリリー(浅丘ルリ子)とも2年ぶりに偶然再会することになる。

山田洋次監督はこういう偶然を多用する人だと思う。
その手法は現在も使われていて「家族はつらいよ」シリーズでも未だに見られることであると思う。

船越英二が、昔好きだったが今は人妻になっている女性に会うために小樽に向かう。寅さんとリリーも同行する。

船越英二がその女性と再会するシーンはちょっと胸が熱くなってしまった。

その後寅さんとリリーはケンカ別れに。船越英二も自宅に帰ることに。

船越英二が寅屋にお礼のメロンを持参するのだが、そのメロンのことで有名な「メロン事件」が起こってしまう。

さくらと博が「リリーさんとお兄ちゃんが結婚したらなんてステキなことだろう」と相談しているところにリリーが現れて「私、寅さんと結婚してもかまわないわ」

そしてそれを聞いた寅次郎は・・・

上映時間は91分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

「男はつらいよ」で久しぶりに笑ったし、面白かった作品であると思う。

ドン・チャック