「寅さん探して三千里?」男はつらいよ 奮闘篇 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
寅さん探して三千里?
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"男はつらいよ" シリーズ第7作。
Huluで鑑賞。
榊原るみの魅力が爆発。めちゃくちゃかわいかったです。純真無垢、天真爛漫な感じを出すのが上手い。そもそも、本人が実際に身に纏っていた雰囲気なのかもしれません。
「寅ちゃんのお嫁さんになる」。珍しく向こうから言ってくれたのに、またまたいつもの如く失恋した寅さん。今回は振られたわけではない感じでしたが、寅さんかわいそう。
花子を訪ね、暮らしぶりを確かめてひと安心。でも傷心は変わらないので、遺書めいた葉書をとらやに送る始末。さくらが探しに行くも、ピンピンしているのが寅さんらしい。
シリーズ物ならではの粋な趣向が見られたのも面白い。1作目のマドンナ・冬子が再登場しただけでなく、寅さんの産みの母・お菊が何十年かぶりに柴又に帰って来ました。
寅さんから近々嫁を貰うと云う内容の葉書をもらったからでしたが、はてさて、どの時のことを言っていたものやらと悩むおいちゃんたちの姿を見るにつけ呆れるばかり。
再会も、寅さんの過剰な照れ隠しのせいで口喧嘩になってしまう。親の心子知らずと言うより、親の心子知りつつも素直になれず、か。ふたりはやっぱり親子だなと思いました。
※修正(2024/05/18)
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