劇場公開日 1969年8月27日

男はつらいよのレビュー・感想・評価

全33件中、21~33件目を表示

4.0もう寅さんの映画の中でしか、人と地元とのつながりを見れなくなってしまった

2019年12月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

やっぱり盆暮れには観たくなりますよね
寅さんみたいにたまには懐かしい地元に帰って、親兄弟、幼なじみ、近所の人々の顔みたくなるのと同じなんでしょう
都会で独り暮らしも長くなると、もうフーテンの寅さんみたいなもんで、地元のみんなからはどこで何やってるんだかみたいなもんです
高度成長期を駆け上り、みな忙しく働いている昭和の中で、自分の代わりに地元に帰って旧交を温めてつながりを確かめてくれる寅さんの映画はそんな役割を果たしてくれていたのだと思います
だから、バブル崩壊とともに寅さんシリーズもまた終了したのは当然なのかもしれません
失われた20年だかは、もう地元とのつながりも失せ、その地元も少子高齢化で消滅危機自治体だったり、都会でもシャッター商店街になってしまい
柴又のような昭和と変わらないところは珍しい存在になってしまっています

だから未だに寅さんを盆暮れに観たくなるのだと思います
というか、寅さんの映画の中でしか、人と地元とのつながりをもう見れなくなってしまったからなのです
全国どこでも同じ郊外のショッピングモールに行ってもそんなつながりは無いのです

さくらのお見合いのホテルは、紀尾井町の超一流ホテルのニューオータニですね
そりゃあ寅さん無理です

奈良は二月堂かと思われます
バター(笑)の記念写真は奈良公園の中にある鷺池の浮御堂です
御前様と冬子さんを寅さんがタクシーで送り届けたホテルは、格式高い名門、奈良ホテルです
西の迎賓館と呼ばれ国賓や皇族の方々がお泊まりになるようなところです

寅さんの冬子さん宛てのハガキのシーンのあと、寺男が境内を掃くその前景の冬子さんの部屋だったところに、奈良で寅さんがかったピンク色をした鹿のビニール人形がしおれてそのまま放置されていて、にくい演出です

ラストシーンは日本三景の一つ、天橋立です
駅裏のケーブルカーで登った山の上から見下ろしています
見下ろした天橋立の付け根の左手の甍が沢山みえる寺が知恵の神様・文殊菩薩を祀ってある知恩寺で、そこの7月にある文殊堂出船祭のお祭りで、テキ屋の商売をしているようです
知恵の神様のお寺をラストシーンに持ってくるのは洒落が効いていますよね

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あき240

4.5お馴染みの寅さん、知っているつもりできちんと全作は観ていなかった。...

2019年6月28日
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鑑賞方法:VOD

お馴染みの寅さん、知っているつもりできちんと全作は観ていなかった。第1作目の寅さんは当然のことながら若々しく張りがあり小気味良い。人情味溢れるその人間像はまさに日本人の心の故郷、記憶の通り愛すべきキャラクターだった。これから歳を重ねていく寅さんを楽しみに見ていきたい。

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tsumumiki

3.5色々詰まってたね これから続きを観て行きます

2019年6月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

色々詰まってたね
これから続きを観て行きます

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ひでを

4.5台詞回しが小気味いい。

2019年6月5日
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鑑賞方法:VOD

台詞回しが小気味いい。流れるように歌うように寅さんの台詞回しがあって、それを聞くだけでも面白い。
コメディとしてのテンポの良さもあって、寅さんのハラハラしながら、とんでもないことをしでかす面白さがこの映画の魅力ですね。
今でも笑えるし、桜の結婚式では泣けます。やはり、長期シリーズになるだけはある第1作目ですね。
さくら役の倍賞千恵子さんがすごい可愛いですね。歳をとってからしか知らないので、若い頃は初めて見ました。劇中では、さくら、という名前が当時は人名としては珍しい、という話でしたけど、現在では普通ですよね。この映画の影響なんでしょうか。綺麗な名前ですよね。
おじさん役の森川信さんも素晴らしく、この映画に味わい深さを与えてますね。
寅さん役の渥美清さん。寅さん以外の何者でもないですね。愛すべきバカというか、空回りしながらも、逞しさがあるというか。でも基本嫌なやつですね。現実にいると嫌なやつだと思う。
設定をあまり知らずに生きてきたけど、寅さんヤクザなんですね。まあ、今ほどヤクザはアンダーグラウンドではなかったからかな。

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夢見る電気羊

4.0さすがの映画

2018年10月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

単純

約50年も前の映画なのになんでこんなに笑って泣けるの?さすがの寅さん、さすがの山田洋二。素晴らしいです。そして倍賞千恵子がとても可愛く、素敵です。渥美清の演技は、本当に凄い。収監中のやくざの囚人が渥美清のテキヤの演技は本物以上って言った事を阿部譲二の本で読んだことがあるが、まさに納得です。

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マッチ

4.0寅さんが詰まってる。ストーリー設定がちゃんとできてる。

2018年4月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

寅さんが詰まってる。ストーリー設定がちゃんとできてる。

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じとしゅん

3.0寅さんってかなり破天荒

2018年2月8日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

寅さんに憧れる男性が多くいるイメージだったけど、実際見てみたら口からデタラメ言うわすぐ汚い話するわ女に手をあげるわだらしないわでギャップに驚いた。男性陣は寅さんのどこに憧れているのか…“義理“と”人情”なのかしら…
倍賞千恵子が美しすぎた。

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みな

3.5寅さんという人間はありなのか

2017年7月14日
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寅さん、いつも行き当たりばったりで、
周りに迷惑をかけても反省しないし学習しない。
ちょっと都合が悪くなると旅と称して逃げ回る。
人情の厚い人と言われるけれど、
本当にそうならもう少し真剣に行動できるのではないか。

と、観るたびに思ってしまうのだが、多分、
それができないからこその不器用ということなのだろうか。

まだ、よく分からない。

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もりり

4.0冒頭の渥美清のナレーション、故郷っていいよね。柴又は私の故郷ではな...

2016年8月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭の渥美清のナレーション、故郷っていいよね。柴又は私の故郷ではないけれど、何故か懐かしい気持ちになりました。
みんな若い。倍賞美津子、こんな可愛いんだ。こんな妹いたら溺愛。振り回されつつも、互いにとって大切な存在。この作品には家族愛がふんだんに描かれています。血は水よりも濃い、ですね。
ひろしの両親のスピーチ、涙無くして見られません。
燦然とギネスに輝く長寿シリーズ、この一作目を見れば、なるほど納得です。

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はむひろみ

3.0昭和映画の集大成

2016年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

コメディ、任侠ありで昭和映画の集大成です!
男はつらいよシリーズで一番面白い!

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_munakata

3.0インテリをテーマにしたところが斬新だが・・・

2015年9月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

第1作はあまり笑えない。インテリと労働者との関係というか、対立というか、それが寅さん映画の本質だということがよくわかる。前田吟が若い。

前田吟は労働者代表ではなくて、どっちつかずなんですね。寅さんも労働してないから、どっちつかずです。タコ社長もプチブルだし、本当の労働者は結局、映画では正面に出てこないです。

インテリは出てきます。肩書だけです。薄っぺらいです。志村喬は肩書は似合うけど、実質、大した学者じゃなさそうだ、という役柄が似合います。やっぱり、山田洋次自身、どっちつかず感を抱いていたんじゃないでしょうか。

なぜ、そこまでインテリにこだわるんでしょうか?インテリは笑いのネタにはなりますが、それを超えた何かが「男はつらいよ」たる所以だと思いますが、それは何なんだろうか?まだ全部見てないのでよくわかっていません。

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yanpaken

3.51作目

2014年6月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

寅さんのマイペース、はちゃめちゃで自己中心的、人間味、人情たっぷりなところが大好きで笑いが絶えない。
現代にはなかなか見かけなくなった人間模様をコミカルに濃厚に、笑って泣いて楽しめるように描いてる。
人間味たっぷりなキャラクターが大好きなので、こんな風に生きることさえ憧れてしまう。
寅さん映画作品では第1作目。
以前友人と別の話の寅さんを観て、すっかり寅さんの虜になってしまったので1作目からゆっくり観る事にした。
友人は何本か寅さんシリーズを観ていて、その友人曰く「寅次郎は毎度この展開だからこれ一本観れば十分だよw」と言っていたが、何本でも別の作品の寅さんを観てみたくなってしまうのはなんだろう。
また、この時代の女優さんて大和撫子、本当に美人で品のある"女優"を感じさせてくれる。

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penginbon

3.5子供のまま大人になった暑苦しい問題児

2013年3月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 邦画の中でも特に有名な作品なのに、渥美清の暑苦しい雰囲気にあまり気のりがしなくてずっと避けていた。だが第一作がBSで放送されるということで、やはり一度くらいは見ておこうかと遂に見ることにした。

 見てみるとやはり暑苦しい。彼は下品で無礼で自分勝手で周囲の人々を不快にするただの問題児でしかない。この時代ならではというのもあるのかもしれないが、お見合いの場面など見ている私も不快になった。やっぱり好きではないなと思った。
 ところがしばらく見ていると、だんだんと印象が変わってくる。少年のまま大人になったようなとても際立った人物であり、その素直な生き方と周囲を巻き込む賑やかさがうまく物語に取り入れられていたし、それを演じた渥美清は上手かった。自分とは考え方も性格も価値観も違いすぎて、こんな人が近くにいると嫌だし暑苦しいという評価は変わらない。だから何度もこんな暑苦しさを見たいとも思わない。でも一度くらいはこんな暑苦しさを体験するのは悪くないかと思った。

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Cape God