劇場公開日 1969年8月27日

男はつらいよのレビュー・感想・評価

全47件中、1~20件目を表示

5.0以後50作品近くも制作され長年国民に愛され続けた理由も頷けます。掛け値なしに面白いですね。

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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幸せ

惜しまれつつ25年7月27日(日)閉館を迎える丸の内TOEIさんにて「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」(3月28日(金)~5月8日(木))と題した昭和を彩った名作42本が上映中。本日は国民的超人気作品『男はつらいよ』(1969)、そして松竹映画のドル箱作品を東映最後の直営劇場にて鑑賞する貴重な体験。

『男はつらいよ』(1969)
1968年にフジテレビで放送されたTV版は最終回に奄美大島で寅さんがハブに噛まれて絶命、放送後視聴者から抗議が殺到して改めて映画化された話は有名ですね。

実際にテキ屋稼業の経験もある渥美清氏の巧みな話術の啖呵売を作品に十二分に活かした「フーテンの寅」こと車寅次郎の人物造形は今でもとにかく魅力的。
公開当時の松竹映画はハナ肇氏主演の『馬鹿まるだし』(1964)や『なつかしい風来坊』(1966)など笑いと涙のバランスが絶妙な人情喜劇の傑作が多いのですが、本作はなかでも会心作です。
また、さくら演じる倍賞千恵子氏のしとやかさ、可憐さも良いのですが、第1作に限れば車竜造(おいちゃん)役の森川信氏と寅さんとの喜劇的な息の合った丁々発止のやり合いが実に滑稽、博の父として特別出演した志村喬氏も名優ここにあり!の重厚な演技を見せてくれます。

美人に滅法弱くて惚れやすく、全国を旅回りするテキ屋稼業は全国各地でロケができ映画のフォーマットとしても実に良くできており、以後50作品近くも制作され長年国民に愛され続けた理由も頷けます。掛け値なしに面白いですね。

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矢萩久登

5.0主人公の破天荒キャラは 令和の今では作れないかな

2025年3月29日
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楽しい

幸せ

主人公の破天荒キャラは
令和の今では作れないかな

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いのしし

3.5寅さんの記念すべき第一作目。 元々テレビドラマやったん知らんかった...

2024年11月25日
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鑑賞方法:VOD

寅さんの記念すべき第一作目。
元々テレビドラマやったん知らんかった。

古き良き昭和の時代を背景に繰り広げられる人情味あふれる人間ドラマ。
自分が生まれる前の作品だが描かれる日常の風景にそこはかとない懐かしさを感じる。

主要キャストの多くは亡くなってしまっていて残念だが、それぞれの演技力が光り各役どころに親近感が湧く。

今作は特に結婚式のシーンでの口上に感動する。
親子の愛は永遠か。

若き日の倍賞千恵子の瑞々しい美しさや前田吟の男前、和服姿の女性の清楚な感じ、たくさん驚きがあった。

下品な下ネタが多い。お笑いの範疇だが。

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さしみしょうゆ

2.0え、寅さんて、こんな人だったんだ

2024年11月19日
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鑑賞方法:VOD

寅さん自体は知っていたものの、ちゃんと作品をみたことないなと、Netflixで視聴。いろんなところで描かれる寅さんのイメージから、兄と妹の温情ものと想像していたが、なんかちょっと違う。憎めない熱血、人情派の妹想いかと思いきや、ただのトラブルメーカーにしか見えず、いささかショックを受けるとともに、自分がこんな長く続くシリーズの主人公を受け入れられないことにも驚いた。20年も会わずして、さくらは兄を兄として受け入れられるのか。下町らしさはわかる、でもそれをいいなと思えない自分がいることを発見した作品。

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Raita Maipen

4.0車寅次郎はつらいよ

2024年10月9日
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泣ける

楽しい

 記念すべき第一作目の4KリマスターがBSで放送されたので、録画しておきました。我が家のTVモニターが4K対応ではないので、実感として 映像が改善されたかどうかが よくわかりませんでした。

 今作は、不細工な寅次郎(渥美清)の 顔のアップが多くあり、美人な妹 さくら(倍賞千恵子)の表情も かなりピックアップされています。
 おばちゃんも若いです。

 出目金と あだ名を付けられた冬子と京都で再会してから、寅次郎の恋と同時進行で 諏訪博(前田吟)と さくらの恋のエピソードに突入するのでありました。

 「結構毛だらけ 猫灰だらけ ケツの周りはクソだらけ」や「カエルのションベン」など下品な言葉が沢山出てきますが、映像は上品でございます。

 「♪殺したいほど惚れたけど、指も触れずに別れた…」寅次郎の失恋、この後も 嫌ほど繰り返すことを思えば、涙が止まらなくなります。

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どん・Giovanni

0.5いつの間にか消される♥

2024年8月5日
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マサシ

1.0タイトルなし

2024年8月5日
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頭から終わりまで初めて通して見ました。ご時世のせいなのか、すぐに寅さんのことが嫌いになってしまった。ないわーコイツ、北の国からの純君に並ぶ嫌なヤツ。隠し砦の三悪人も駄目だった自分には、見ていられない人物だった。日本人って寅さんとか純君とか、ああいう人間が好きなのねえ。俺は嫌い。大嫌い。

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kazuyuki

5.0第1作目から寅さんの言動はやっぱりめちゃめちゃだった。 見ている方が恥ずかしいくらいだと思った。 特にさくら(倍賞千恵子)のお見合いのシーンで。

2024年6月30日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

動画配信で映画「男はつらいよ」を見た。

1969年製作/91分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:1969年8月27日

渥美清
倍賞千恵子
光本幸子
笠智衆
志村喬
森川信
三崎千恵子
前田吟
秋野太作
佐藤蛾次郎

「男はつらいよ」は第1作目以外は全部見ていたが、
やっと第1作目を見る機会に恵まれた。

冒頭、寅さんがネクタイをしているのをはじめて見た。
渡し船の運賃は大人が30円、子供が20円。
時代を感じる。
55年前(昭和44年)に撮られた映画だから。

第1作目から寅さんの言動はやっぱりめちゃめちゃだった。
見ている方が恥ずかしいくらいだと思った。
特にさくら(倍賞千恵子)のお見合いのシーンで。

1970年ごろ、日本は「高度成長期」といわれる時代で
優しい人たちに囲まれて
こんな破天荒な男でもなんとか生きて行ける時代だった。

さくらの結婚式のシーンで
諏訪博(前田吟)の父・諏訪飈一郎(志村喬)
のスピーチのシーンは泣けた。

日本の女性(倍賞千恵子、光本幸子)の美しさにほれぼれした。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

4.0志村喬が見れる

2024年5月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

男はつらいよシリーズの第1作、ほとんどの役者が亡くなっているのが残念も、観る価値あり。
下品な所は腹立たしいが女性の前では気が小さかったり妹思いのやさしさが帳消しにしてしまう。
20年ぶりに帰ってきて急にあんなに仲良くなれるのかなあと思うが
それが物語の基本中の基本になっていると思う。
まあ、急に帰ってこられた親戚のおっちゃんやおばちゃんにしたら迷惑な話かも知れない。

第1作目でさくらが結婚してたんやなあ。
かわいいのでびっくりした。おまけに性格も良いし、そら、妹思いになるよなあ。
2作目以降もぼちぼち見ていきますわ。

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♪エルトン シン

5.0【寅さんシリーズ第一作にして、その後の全48本(リマスター入れると50本)製作された国民的人情喜劇の土台が既にある作品。「男はつらいよ」のメインテーマを聞いた事がない人っているんだろうか。】

2024年5月7日
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笑える

悲しい

幸せ

■父親との喧嘩を機に家を飛び出した車寅次郎が、20年ぶりに故郷・柴又に戻ってくる。叔父夫婦や妹のさくらは彼を温かく迎えるが、さくらの縁談を壊したことで亀裂が生じ、再び家を出てしまう。
 その旅先で、寅次郎は美しく成長した御前様の娘で幼馴染みの冬子と出会う、寅さん。

◆感想

・久しぶりに鑑賞したが、驚くのは今作で既にその後のシリーズの根幹、【寅さん柴又に帰って来る】⇒【温かく皆に迎えられる。】⇒【寅さん、問題を起こして寅屋を喧嘩して飛び出す】⇒【仲直り】⇒【寅さん、旅立つ】が出来上がっており、且つ初代マドンナである光本幸子さん演じる冬子さんに恋するも、冬子さんには、婚約者がいて・・、という寅さん失恋パターンも今作で出来上がっている事に驚く。

・寅さんのキレの良い啖呵、流れるような口上、寅屋のおじちゃん、おばちゃん、タコ社長との喧嘩、皆今作に含まれている。

■個人的にいつも、パブロフの犬のように涙するのは、さくらとひろしの結婚式で疎遠になっていたひろしの父を演じた志村喬の俯いた姿で述べる父の挨拶のシーンである。
 ”私は、一体何をしてきたのか・・。”

<ヤッパリ、寅さんシリーズは滅法面白いなあ。又、少しづつ見返していこうっと。>

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NOBU

5.0テレビで見るとはなしに見ていた「男はつらいよ」

Mさん
2023年12月14日
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きちんと向かい合って見たのは初めてかも。
寅次郎が舟で川を渡るシーンがあるが、そこにあのテーマ曲が流れるだけで、なんか涙が出てしまう。
あったかな気持ちになれるシリーズ第一作。

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M

1.5さくらが綺麗だが、寅の態度には我慢出来ない

2023年4月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寅の言動は後味が悪い。悪気はないのかもしれないが。

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あっちゃんのパパと

4.5圧巻の結婚式シーン

2023年4月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

博のお父さんのスピーチは泪を誘います。
若き倍賞千恵子は驚くほどの美しさでした♪
文句なしの名作です。

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tuna

5.0国民的作品ですから

2023年1月17日
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清張の小説と漫画のサザエさんを読んで寅さんを観れば、昭和という時代がよくわかります。今更内容の評価は不要。不滅の名作だから。
ただ、改めて観るとマドンナって皆な鈍感なのかデリカシーがないのか、寅が自分に気があるってことぐらいわかりそうなもんですけど。
多分今撮ったら、その辺はもう少し脚本を工夫するんでしょうね。

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越後屋

5.0芝居にかける熱情が凄い

2022年7月16日
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鑑賞方法:VOD

BSで毎週男はつらいよを過去から順を追って放送してもらっており、それを見直していますが、毎回いつも良い作品だな、と思っています。その記念すべき第一作のこの作品は、どの作品以上にストーリーが作りこまれている気がするし、出てくる役者さん皆さんの熱情が凄い。特に中盤のとらやでのおいちゃんとの喧嘩シーンなどは秀逸。
寅さんのやくざぶりはどの作品よりも飛びぬけており、今こんな人がいたらやっかいなおじさんで片づけられてしまうだろうな、と思うけれど、シリーズを見続けてから原点回帰すると、これが寅さんの原点なんだなあ、と思います。
アマゾンプライムで見れる貴重な回ですが、他の回も見られるようになるとうれしいです。

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ふーてんふーてん

3.5令和ではモンスター

2022年6月2日
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鑑賞方法:VOD

とても面白かった。
僕も年取ったって事なのかな?
別に寅さんみたいになりたいわけじゃないけれど、
どこか憧れと懐かしさを持って面白く見れました。

令和では生まれないキャラだと思う、
コンプライアンス?馬鹿言ってんじゃないよ!と
寅さんは言うだろうけど、
今となっては新鮮なキャラに見えました。

暴言を撒き散らして、人を貶し問題を起こす、
なのに愛らしく嫌いになれない。
惚れた女にはとことん弱く、
振られて子どものように凹む。
見てるだけで笑って元気になれました。

これは寅さんが幸せを掴むまで見続けないといけません
ね。

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奥嶋ひろまさ

4.5倍賞千恵子

2022年5月19日
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泣ける

楽しい

幸せ

が、目茶苦茶可愛い

そして、子供の頃は面白いと思えなかったが、今になって見ると面白い。

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REpower

5.0記念すべき 最初の寅さん!

2022年1月25日
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泣ける

笑える

楽しい

日本の元祖不良!
粋でいなせな寅さんを中心に進むドンちゃん騒ぎの連続!
笑いと涙が温かくこもった
みんなに見てほしい、古き良き日本映画。

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BIGGIE

4.0トリックスターがやってくる。   喜劇役者・渥美氏の真骨頂。 みんな、若い(笑)。

2021年9月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

寅さん(渥美さん)の流れるような名セリフの数々。
さくら(倍賞さん)の様々な表情。キラキラ輝く。博との結婚はあんな風に決まったんだね。決めるときは決めなきゃ幸せにはなれないね。
博と寅さん、恋愛指南が笑った。あのそばにいたママは渡辺えりさん?
結婚式では、寅さんの言葉に、一番に御前様の娘が拍手し、二番手に御前様が拍手、そして皆に広がっていく。その時の御前様の表情。

ストーリーとしては特にどうってことない。
 でも、あの寅さんの口上・言い回しを中心とする、おいちゃん、おばちゃん、さくら、博、タコ社長、御前様、登のアンサンブルに、いつの間にか最後まで観てしまう。

役に立ちたいと、ほめられたいと行動するんだけど、かえって迷惑をかけてしまうどうしようもない主人公。
それに振り回される団子屋とご近所の面々。
おいちゃんが「バカだねえ」と言い、
御前様が「困った、困った」を連発する。
そんな寅さんを兄と慕う博と登。
そんな男どもをさりげなくフォローしているおばちゃんとさくら。
殴り合い、罵倒しあうけれども、相手を大切に思い、相手のためになろうとする気持ちが根底にある。
懲りない人々の繰り返し(笑)。

寅さんはトリックスター。
いつもの変わらぬ日常が、トリックスターによってかき回されて非日常となり、また定番の世界に戻る。退屈な日常が、トリックスターによってちょっと冒険的・破壊的になり創造されなおして事が収まり、いつもの日常に感謝する。
その繰り返し。

ギネス記録を打ち立てた映画の記念すべき第1作。
すでにドラマとして評判で、その終了に伴って作成された映画だという。
だからある程度の世界観はすでに出来上がっていた。
とはいえ、TV版とは違う役者が演じている役もある。
TV版を見ていないので、違いは語れないが、世界観を引き継ぎつつ、新風を吹き込む。

言葉だけを抜き出せば、ひどい言葉の応酬。今ならNG。
 とはいえ、こんな風に腹の内をさらけ出して大喧嘩して、それでも相手の存在を否定することなく受け入れ、いつの間にか元のさやに納まる。
 こんな喧嘩、いつの間にできなくなってしまったのだろうか。
 我慢に我慢を重ねて、修復できなくなる関係。
 だからちょっとしたきっかけで、決定的に破城する。
 だから、仲直りできない。
 だから、地雷を踏まないように、武装する。
そんな人間関係に疲れた身には、どんなにトリックスターが暴れようと、壊れない帝釈天の人々にほっとする。お茶に団子が身に染みる。

数年前に訪れた、帝釈天や矢切の渡し・江戸川の土手が懐かしく...。草団子が食べたくなってしまった。

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とみいじょん

5.0第一作にしてフォーマット完成

2021年3月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

20年ぶりに柴又に帰ってきた寅さん(渥美清)、優しいさくら(倍賞千恵子)、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)、タコ社長(太宰久雄)、御前様(笠智衆)を笑わせ、悩ませる。
さくらは博さん(前田吟)と結婚、式には博の父(志村喬)も出席する。
片思いのお相手は御前様の娘(光本幸子)で、相手にもされない。
デジタルのおかげで、これまでで一番美しい映像だった。

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