「The Period 時代」狼と豚と人間 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
The Period 時代
The period between the defeat of the war and the beginning of the Korean War. No one thought that the high-growth period would come after that. Everyone was struggling in the hell of extreme poverty that seemed to last forever. The screenplay was not as smart as that of "Drunken Angel" or "Hungry Straits," but this film was much more vivid and realistic. In 1964, when this film was released, Japan had already entered a period of rapid economic growth, and people were burning with hope. But I guess people remembered well what they saw 10 years ago... Ken Takakura's performance did not look like an act.
敗戦から朝鮮戦争が始まるまでの間。その後に高度成長期が来るなんて誰も思っていなかった時代。 酔いどれ天使や飢餓海峡のように 脚本がスマートでない分、こちらの作品の方が生々しさがあって迫ってくるものがあった。この映画が公開された1964年・・ すでに高度成長期に入っていて人々は 希望に燃えていた。でも10年前のことはみんなよく覚えていたのだろう・・・高倉健の演技が、演技には見えなかった。
ところでこの脚本は深作 自身が関わっている。優れた作品が多いということはやはり 脚本家としても優れていることなんだろう。 深作の名前が 脚本の中に入っていない 仁義なき戦い とかでもおそらく脚本の指導とかやってるんだろうな・・と思った。