「自分にとってはMVです!」王立宇宙軍 オネアミスの翼 zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
自分にとってはMVです!
擦り切れるほど(CDなのに?)サントラ聞きまくっている自分としては、本作品はMusic Videoでした。それもリマスタリングしてくれているので極上の。どうしても、BGMのたびに感情が動き、画面があとから追いかけてくる感じでした。
正直、ストーリーはなんてことなくて、厄介モノ集団というかお荷物集団というかドロップアウト軍団である王立宇宙軍が宇宙戦艦と称する有人衛星を打ち上げるまでのことにシロツグの成長、宇宙軍の意識変化、宇宙軍の立ち位置や宇宙戦艦の相対性だったりが絡んでくる「だけ」のことで、そんな面白いか?と問われればその面白さを肯定はしきれないです。ただ、改めて、映像の質だったり編集具合、BGMの使い所だったり、映画作品の外側は稀有な名作であることは間違いなく、それも20代の青年達が成し遂げたことは称賛されるべきだなあと改めて感じながらエンドロールを眺めながら、ところどころ驚きがやってきました。え?この人がこんなところで?とか。
今の時局に上映してくれたことに感謝です。ありがとうございました。
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