拳闘狂一代記

劇場公開日:

解説

「歌うエノケン捕物帳」につぐ新東宝とエノケンプロの提携作品で製作は滝村和男。「月光城の盗賊」の柳井隆雄の脚本を「歌うエノケン捕物帳」の渡辺邦男が演出に当たる。カメラは「歌うエノケン捕物帳」の河崎喜久三の担当。同作品は拳闘映画でピストン堀口が持ち出し、エノケンの息子役で活躍する。外に「続向う三軒両隣り スタコラ人生の巻」の清川虹子、田中春男、宮川玲子、新人春山美禰子、如月寛多改め中村平八郎が出演する。

1949年製作/88分/日本
劇場公開日:1949年2月8日

ストーリー

大正時代も末近く、拳闘界の人気者江之吉は好きな酒のためなら勝つ試合も捨てるという八百長の名手で、今日も不死身の鉄との一戦をゆずり敗戦の祝杯で良い気持ちの所へ女房が死んだという報せが来る。江之吉はヤクザな自分が父親では将来肩身が狭かろうと一人息子の道夫を幼友達おぎんに預ける。そして七年、江之吉は相不変の八百長商売、恋人愛子にすごい所を見せたいという金田と八百長の一戦を約束するが、道夫が熱心に声援するので江之吉は金田を伸ばしてしまい、八百長のやり直しでやっと成功する。しかし江之吉はヤクザな生活をしている自分に愛想がつきて首をつろうとするが、道夫に見つかって不成功に終わる。がとにかく堅気になろうと決心する。そしてまた二十年、おぎんと隣同志で飲み屋を始めた江之吉の所へ、大学生となった道夫が親のすすめる縁談を嫌って家出したケイ子を連れて来る。結局ケイ子は江之吉の店で働く事になった。やがて道夫が学校を卒業する時が来たが、拳闘家になりたいという道夫の希望を聞いて江之吉もおぎんも驚いた。ひどい目にあわせたら希望も捨てるだろうと江之吉は道夫にクラブで試合をさせるが、道夫は相手をKOして効果なし。一方道夫とケイ子の仲は結婚という所まで進行中であった。そこへケイ子の父親がケイ子を探して現れたが、何んと江之吉が昔八百長で知り合った金田である。金田はクラブの顧問で道夫の腕に惚れ込んでいたし結婚には賛成してくれたが金田夫人の愛子は父なし子と娘の結婚は反対だという。今日は道夫の選手権試合、客席には考えを変えた愛子も拳闘に反対した江之吉とおぎんの顔も見える。試合は簡単に道夫が勝った。うれし泣きの江之吉の側へ道夫は“お父さん”と走り寄った。

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