「ヤマトに対しての冒涜・・・観客への冒涜 でも、突き抜けた執念は凄い」宇宙戦艦ヤマト 完結編 ヤナコさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤマトに対しての冒涜・・・観客への冒涜 でも、突き抜けた執念は凄い
序盤の「ハイパー放射ミサイル」が艦橋に直撃した時点でメイン乗組員死んでるやん。
それが幽霊みたいに自動航行して地球に帰る・・・・艦橋の空気どうなってるの??放射能の影響は?????
「ヤマトよ永遠に」で相当うんざりしましたが、ここまで突き抜けると「凄ぇな・・・」と感心すらします。
沖田艦長の復活。島の死→その後誰が操縦をしているのかよくわからない演出。。。。
古代も結構行き当たりばったりの熱血バカなキャラなのが、時代の流れから乖離していますよね。
同じ年に上映された「幻魔大戦」「クラッシャージョウ」は劇場で見ました。今見ても楽しい、感動する。
でも、本作品はAmazonprimeで初めて見まして、観に行かなくて良かったと再認識。相変わらずの勢いのみ、感動シーンありきの歪んだストーリー展開。
山師のプロデューサーが、熱い思いと時流に乗って勢いで突っ走れば、一流のアニメーターなどが動き、それなりに観客も巻き込まれるパワーが発生する歴史的な一例ですね。(とはいえ、以前スタッフとして参加していた安彦さんがクラッシャージョウを監督するという皮肉)
ヤマトそのものに対する冒涜でもあるけれど、勢いに任せるだけの観客への冒涜も感じます。
そこから数年後「復活編」もあるっていうのだから、人の執念(情熱ではなく、あくまで執念)とは凄いなと感じます。
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