劇場公開日 1961年7月19日

「期待度△鑑賞後の満足度○ 鑑賞の目的はただ“世界のソニー千葉(真一)”デビュー間もない若干22歳の主演作という理由から。いや若いこと、というかおぼこい。かなりの珍品ながらある意味とてもシュール。」宇宙快速船 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 期待度△鑑賞後の満足度○ 鑑賞の目的はただ“世界のソニー千葉(真一)”デビュー間もない若干22歳の主演作という理由から。いや若いこと、というかおぼこい。かなりの珍品ながらある意味とてもシュール。

2025年9月8日
Androidアプリから投稿

①前半は東映(ここでは《ニュー東映》だけど)がこの分野では東宝や大映に何故及ばなかったのが(というかもともと及ぶ気が有ったのかも疑問)というほどのトホホな特撮もどき(ほとんど紙芝居レベル)とタルい話の展開に萎えそうになったが、我慢して観ているうちにあまりにぶっ飛んだ設定や観客を置いてけぼりにしてドンドン展開するストーリー(1961年という時代で―当然製作・公開時は最先端な訳だが―何故あんな科学技術を人間世界が持つことになったのかとか、○○電波とか○○波とかエレキバリア〈傑作!〉とか次々出てくる科学専門用語?とかには全く一切解説なし、もう有るのが当たり前の世界)(冥王星人?海王星人?は何故あんなロボットみたいな姿で何故あんなショボい作戦とロケットで地球征服を図ったのかも同じく一切説明なし)(極めつけは、マコトにご都よく現れるけど何故か子供達だけが知っている元祖スーパージェッタ―みたいなアイアンシャープか〈なんちゅうネーミング!〉というヒーローが千葉真一扮する青年科学者なのはバレバレなのに結局最後まで正体明かしされず!)(冥王星人か海王星人の小型UFOが東京タワーのみならず国会議事堂をぶっ壊すシーンは30年前の日本で既に『インディペンデンス・ディ』やってるやん!だし、日本の某与党のビルをぶっ壊すところも後年の“ヤクザ映画”で一世を風靡する東映らしいわ、とか…)はもはやかなり陳腐なレベルでのシュールとかアバンギャルドとしか云いようがなく、現代の日本のテンターティメント映画よりわんさか白人出てくるし(アジア系やアフリカ系の外国人が一切出てこないのは如何にも時代層だけど)、で結局結構楽しませて貰った。
肝心の千葉真一の演技はまだ素人芝居に毛が生えたレベルだけれども爽やかなイケメンです。
②『大魔人(何作目だったか忘れたけど)』の悪代官様(だったと思うけど)が防衛庁官をやっておられました。

モーさん
PR U-NEXTで本編を観る