劇場公開日 1986年4月19日

「いくらでも面白くできた映画だったのにもったいない限りだ スタッフや役者が気の毒だ」犬死にせしもの あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5いくらでも面白くできた映画だったのにもったいない限りだ スタッフや役者が気の毒だ

2020年6月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

いやはや、ひどい出来映えの映画だった

戦後すぐの高松の闇市を再現した美術や、洋上での漁船、貨物船を使った撮影など良いところがあるのに、脚本、特に演出がなんだこりゃと呆れてしまうレベルで本当に残念

特に高松の映画館のシーンは良い仕事を美術はしている
最初のシーンは多羅尾伴内、二番目のシーンは或る夜の接吻が映写されている館内を映写室から見る構図で楽しい

安田成美は美しい
超アップに耐える美貌だ
他にも良い役者を揃えている

なのにこの出来映えは悲しい

監督はマッカーサーと並ぶ昭和天皇の写真をふすまの穴隠しに使いゴキブリを這わせて、それをハエタタキで叩くことシーンを入れて喜んでいる

蟹江敬三に死ぬなら天皇陛下バンザイと言って死んで見ろとかいわせることに執心なのだ

もっと映画に身を入れて欲しいものだ
いくらでも面白くできた映画だったのにもったいない限りだ
スタッフや役者が気の毒だ

あき240