いとしのラハイナのレビュー・感想・評価

いかにも世間知らずな先輩後輩二人組が
たまたまトロピカル天国にいってみたらどうなるか？
風光明媚なあの、ハワイを
全編ロケーション撮影で満喫させてくれる
なんともバカンス気分の楽しい映画でありました！

まあ、酷い目にしか会わない主人公なのが、イイね！
面白いドラマは、主人公がいかに酷い目に遭うか
そして、それを乗り越えていくか、なんです。

これが、当時は寅さんの同時上映作品⁈
中本賢が渥美清に見えてくるのが、なんかすごい。

アメリカンの描き方が、ナチュラルで、リアル。
日米文化比較論として、結構深いようなものが、ありました。

英語をうまく言えなくても、ハートでぶつかっていけ！
同じ人間同士、感情は、ユニバーサルだから。

そんな気もしました。

当時の撮影所の職人技術、カメラワークやライティングはやっぱりお見事ですね！

プロフェッショナルのすごみを感じました。

音楽が布施明とは驚き、原案は山田洋次、なるほど！