「格差社会に於ける身分を超えた一期一会の恋愛」伊豆の踊子(1954) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
格差社会に於ける身分を超えた一期一会の恋愛
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この映画の中で、この踊り子一行に対して、宿屋の従業員が『この人達にご飯なんて』と言う場面がある。
明らかにこの一行を差別をしている。
「人前で演じる者」を総じて「河原乞食(差別用語)」と蔑視した歴史がある。
それは江戸時代までの話とされているが、昭和のはじめであってもこの映画の様に「ものごい、芸人は村へはいるべからず」と言った差別が存在していた。
さて、
最近の映画で「国宝」と言う映画がヒットしているが「歌舞伎」も全く同じルーツであると思って良い。
現代に於いては、国の宝として評価しているわけだが、
実は戦後間もなく(いや、僕の時代も)まで、日本人は芸人とか演劇をやる者に対して、見下していた歴史があると言う事を忘れてはならない。
この映画も見たが、内藤洋子さんの「踊り子」が僕のどストライク。百恵さんではない。
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