「みつめていたい」按摩と女 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
みつめていたい
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古い映画(1938)で按摩と山間の温泉宿がでてきて
物語ものんびり、笑いを取り入れながら進むが
心地良いテンポ
ノスタルジーみたいなものを感じながら
映画の中の、あの温泉宿に行ってみたい
あの風景の中に身を置いてみたいな、と思った
高峰三枝子は訳ありだけど
若く、美しい日本女性の姿を体現していた
按摩たちは限られた世界で暮らしているが
世間(東京)の荒波を知らないで済むのかも
でも徳市(徳大寺 伸)は憧れ
女は東京を懐かしんだりする
若い按摩の彼は勘がいいが
ほのかに心を寄せた女の現実には思い至らない
連れ戻されたのだろうか
自ら帰るのだろうか
言葉も交わせず、動揺しながら見送るラストが
ほろ苦い
たまらない思いと同時に
彼の淡い恋心のようなものも伝わってきました
坊やも おじさんも女に好意をもっていましたが
人生ままなりません
おじさんは事情を察したのだろうか?
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