ALICE SANCTUARY アリス・サンクチュアリ

劇場公開日:

解説

双子の少女と行き場を失った少年たちの破滅的な交流を描いたドラマ。監督・原案・脚本はこれが劇映画デビューとなる「寿ドヤ街 生きる」の渡辺孝明。撮影は「ベトナムのダーちゃん」の本吉修。主演はOV『今日から俺は!』の坂井江奈美と香月の姉妹。第44回マンハイム-ハイデルベルグ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞。

1995年製作/108分/日本
配給:キメラ〔Chim(a)era〕
劇場公開日:1995年10月1日

ストーリー

死体安置所。若い女性の遺体に死に化粧をする男が息を吹きかけると、その遺体は呼吸を始めるのだった。明子と恵子は17歳になる双子の姉妹。明子は都立高校の3年生で、恵子は聾学校に通っていた。単身赴任中の父の世話のために母が家をあけていたある日、明子は柔道部の武司とつきあい始める。そして武司と明子は街のコンビニで知り合った加藤、勇、史郎と仲良くなり、武司の両親が留守がちなのをいいことに、武司の部屋を彼らのたまり場にするのであった。一方、恵子は自由奔放に暮らす明子に憧れ、武司との関係に嫉妬するが、武司とつまらないことから喧嘩した加藤らに、明子と間違われて輪姦されてしまう。恵子を慰めた明子は、しかし傷ついたのは自分ではないと、武司との関係を再開させるばかりか、武司の部屋で同棲生活を始める。部屋を自分の色に染めていく明子。だが戻って来た加藤たちは、もはやそこに自分たちの居場所がなくなってしまったことに腹を立て、部屋を破壊した。しかも明子にも暴力をふるい、ついに死に至らしめてしまう。加藤たちが帰った後、一人で部屋に残された武司は、実はまだ生きていた明子の首をそっと締める。血の海の中、胎児のように眠る明子は「私は、もう一度生まれて来る」と囁いた。

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