嵐を呼ぶ楽団のレビュー・感想・評価
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「嵐を呼ぶ男」よりも好き‼️
演出は井上梅次監督‼️「嵐を呼ぶ男」の監督‼️それに肖ったんでしょうか、今作のタイトルは「嵐を呼ぶ楽団」‼️本格的なジャズバンド結成を目指すピアニストが、仲間たちとの友情や恋愛を通してエンターテイナーとして成長していく姿を描く‼️一人、また一人とミュージシャンたちが集まってくる過程が面白い‼️流しのギター歌手だったり、オーディションでおとなしいと酷評された歌姫、旅館のドラ息子、同じくその旅館の従業員などなど‼️そんな彼らが織りなす人間ドラマ‼️歌姫・朝丘雪路は、主人公・宝田明に恋をし、そんな朝丘に想いを寄せる宝田の親友のトランペッター・高島忠夫、一方、宝田は競い合ってきたライバルの人気歌手・雪村いづみのことが気になる・・・‼️主人公たちの成長モノとしても、恋愛モノとしても面白く出来ているのですが、やはり何より雪村いづみさんと朝丘雪路さんが歌い踊るステージ・ショーのシーンがホントに素晴らしい‼️ワクワクしますね‼️
☆☆☆☆ JAZZこそ人生!奇跡は午前0時に起こる! フィルムセン...
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JAZZこそ人生!奇跡は午前0時に起こる!
フィルムセンター恒例の《逝ける映画人を偲んで》
本来は朝丘雪路の追悼上映だったのだが。図らずも、先日逝去した高島忠夫の追悼上映になってしまった感もある東宝宝塚製作による和製JAZZミュージカル作品。
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3 何ですか〜これは〜!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆大傑作じゃないですか〜!
主演の宝田明は、直ぐにひとりよがりで突っ走ってしまう頑固なJAZZメン。
父親が有名JAZZメンだっただけに、そんな父親を越えるバンドを作りたい男。
そんな宝田明に共鳴し、友情で結ばれるJAZZメンに高島忠夫。
敵対する有名歌手に雪村いづみで、彼を愛する無名歌手に朝丘雪路。
前半部分での、メンバーが集まって来る辺りの『七人の侍』具合も楽しいし。ギター&ペットバトルが笑ってしまう流しの哲役に水原弘。水原・神戸一郎の本物の歌手がJAZZメンを演じる不思議さ。(勿論、歌も披露する)以下!山茶花究・安部徹等の名脇役達のちょっとだけくだけた演技が、また何とも言えない楽しさ(#^.^#)
あ?そうそう!出番は少ないけど、金語楼師匠の顔芸がまた堪らない(^.^)
監督井上梅次は、時々いつもの様に原色スポットライトを使ってのミュージカル演出。これには観ていて、思わず「おお!やってるやってる!」感満載(笑)
普段ならばやり過ぎてしまうのだが、この作品では良い塩梅になっていた。でも、朝丘・高島の海辺でのデュエット場面だけは、明らかにやり過ぎていたが(笑)
仲違いしてしまった宝田と高島。本当は一緒にJAZZをやりたいのだが、くだらない意地が邪魔をする。
2人の仲を取り持とうとする朝丘と雪村。
この辺りでの終盤の流れは、我が生涯No.1の『土曜は貴方に』と似ている様な…。
かなりの部分で参考にしているのは間違いない。
ところで、ミュージカル舞台シーンで。一瞬だけだが『ウエストサイド物語』風味なシーンがあり。あちらは1961年製作なのだが、本作は1960年の製作( ゚д゚)ちょっと驚く。
いや〜!楽しかったわ〜!
2019年6月5日 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
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