雨あがるのレビュー・感想・評価
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「雨の降らないうちに、屋根の修理をせよ」
アルツハイマー病でまっ先に現れる症状に嗅覚障害がある──河出書房新社『人類の進化が病を生んだ』
アルツハイマー病の脳は穴が36個空いた屋根だと博士が言うように、そのひとつを塞いだだけでは、雨漏りは止まらない、つまり、病気の進行を止めることはできないのだ。(中略) アルツハイマー病の最も重要な原因のひとつは炎症であり、リーキーガットは全身性の炎症を起こす、最も一般的な理由のひとつ(中略) リーキーガットと炎症は、屋根に空いた修復すべき36個の穴の2個(中略) 少なくともこの2つの穴は、日本におけるアルツハイマー病治療の盲点──ソシム『アルツハイマー病 真実と終焉』
一度死んだ脳神経細胞は生き返らないのに、どうして認知症を改善することができるのか? もっともな疑問です。が、答えはきわめてシンプルです。「生き残っている脳神経細胞が、死んだものの分まで働くようになればいい」のです。──三五館『認知症はもう怖くない』
古いことわざは正しい。「雨の降らないうちに、屋根の修理をせよ」──英治出版『魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52』
雨は、いずれあがると思うのですが、屋根の修理をしておく必要がある、ということだと思います。スピンオフ的な解釈ですが。
黒澤明に捧げる作品だとか。 主人公夫妻がいい人すぎる。話のスケール...
こんな時代劇もあってもいいかな
下級武士や浪人の話は庶民的であり心暖まる。城の藩主に招かれるとな...
本当の幸せとは…
寺尾聡よかった
寺尾聡が凄腕の剣客であるにもかかわらず人柄がよすぎて、周囲のひがみを買ってしまい、どこに行ってもうまくやれないという人物を演じていた。そんな非の打ちどころのない人物は、ドラマとして嫌ったらしいに決まっているのだが、寺尾聡からにじみ出る人柄のよさで好ましく見て応援したくなった。
人柄のよさだけではなく、殺陣のシーンは長回しが多く、本当にすごい剣の腕前になっているかのようであった。殺陣シーンはどれも素晴らしかった。
しかし、本音を言えば、剣の腕が一流でも人格がクソで嫌われ者が主人公の映画が見たい。
日本の美を表す雰囲気
総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
日本の自然と夫婦愛と倫理の美しさが表された作品だった。しっとりと落ち着いた雰囲気があって、そして晴れ晴れとした爽やかな気持ちと幸せの予感が残った。
でも気に入らない部分も多い。まず貧乏というのはこんなに甘くないのではないだろうか。その日に食べるものもなくなり雨でも宿泊料もなくなりとなれば、惨めな状況に黙って耐えているわけにもいかなくなるし揉め事も増えるものだ。いつまでも道場破りばかりしているわけにもいかないだろう。それから剣術を習った武士相手に素手で対抗なんてのは強くても平和的という主人公の印象が出来ていい人に見えるのだが、これは明らかにやりすぎでそんなことが出来るわけがない。全体に謙虚で慎ましい善良な日本の美が描かれているのだが、綺麗ごとが続いて逆に空々しいなとも思った。
それと殿様役の三船史郎、滑舌が悪いし科白回しも下手。黒沢監督にささげる映画ということだけど、彼は名前負けしていた。
いい映画ってこういうのんやな!
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