「ブラックコメディだったけ?」あぶない刑事 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラックコメディだったけ?
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大昔にTVで人気だった相棒刑事ものの元祖の様なポリスストーリー、観なおしてみると警察を皮肉ったブラックコメディのようでがっかり、長谷部安春監督が元日活ロマンポルノのエースだからか、必然性のないヌードシーンや下ネタ満載、ヌードやヘルメットなしのバイク走行シーンはテレビでは放送不可、映画ならではの仕込みでしょう。同じ港署の山路瞳役の長谷部香苗は監督の娘さん、日産がタイアップなので覆面パトカーからトラックまで日産の車が悪目立ちと商売気もありありですね。
敵はたった一人の殺し屋で雇い主も素性が割れているのに、あぶない刑事コンビはパワハラ課長に風俗店やトイレの痴漢捜査など担当を外され弄ばれてなかなか逮捕に至らない。
やっと見つけても殺し屋の方が武器も力技も遥かに上でやられるばかり。
戦闘シーンにダンスミュージック風なBGMを被せたり、コメディ調の演出は不自然にしか思えない、ラストのヘリブラ下がりシーンは何なのか・・。
派手なアクションシーンで人気のあった石原プロの西部警察の二番煎じと言われたくなかったのだろうが差別化を狙った雑味が多い演出は好みではありませんでした。
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