「【コミカルな展開の中にシリアスシーンを絶妙に塗した粋な昭和最後期のアクション映画。バブル期真っ最中の香りを漂わせつつ、冷徹な悪役を演じた菅田俊さんの姿が内容を引き締めている作品でもある。】」あぶない刑事 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【コミカルな展開の中にシリアスシーンを絶妙に塗した粋な昭和最後期のアクション映画。バブル期真っ最中の香りを漂わせつつ、冷徹な悪役を演じた菅田俊さんの姿が内容を引き締めている作品でもある。】
■ヒジョーに分り易い理由で鑑賞。<最近、映画館で予告編がガンガン流れている。>
何しろ、私”あぶない刑事”の存在は知っていたが、観たことが無いからである・・。
◆感想<Caution!!内容に少ししか触れていません!>
・ご存じの通り、タカを演じる舘ひろしさんは、今や邦画の大御所的存在として白髪をビシッと決めて大活躍である。
そして、今作を観ると髪は黒いが、今と余り変わっていない事に驚く。凄いモノである。
更にはバイクを駆って、砂を積んだダンプの荷台に飛び移るシーンなど、ノースタントで演じている。吃驚である。
・トシを演じる柴田恭平さんは、近年だと「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の渋い執事が良かったな。
更に、ステージの上で軽やかに踊るシーンなども真骨頂である。(元ミュージカル劇団)
■今作のシリアスシーンを盛り上げているのは、冷酷な悪役豹藤を演じた菅田俊さんである。
無茶苦茶格好良い。
悪役が良いとサスペンス作品は面白くなるのは王道だが、今作は、菅田さんありきの作品と言っても良い。
菅田さんって、この作品から一気に脚光を浴びたそうである。成程、納得である。
・タカとトシに厳しい課長(中条静男)も、トオル(仲村トオル)が壺に隠して運ぼうとする課長が取り上げたタカとトシの銃が入っているのを判りながら”割るなよ。”と言って見逃すシーンなど、粋である。
<今作を観ると、このシリーズが人気になったのは良く分かるし、懐かしい役者さん(特に少年課の暴走族に顔が利く女性課長を演じた木の実ナナさんかな。あとは、小野みゆきさんだな。)の姿も嬉しき作品である。
さーて、新作どうしようかなあ・・。>
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