劇場公開日 1978年10月28日

「多門伝八郎の口上に痺れる!」赤穂城断絶 あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5多門伝八郎の口上に痺れる!

2024年1月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

数々のお涙頂戴外伝を廃し、ドキュメンタリー調で武士の本懐(仇討ちというより理不尽な幕政へのケジメの付け方)に迫ったところが新鮮。とは言えセリフは多分に時代劇風味だがこれがまた良い。特に松方弘樹の多門伝八郎が浅野内匠頭の情状酌量を願い出るシーン等は芝居ががっている所に逆に痺れた。昨今の大河などは台詞回しも現代風にして分かりやすくする風潮があるし、昔もいつもそんな仰々しい喋り方をしていたとも思えないが、少なくとも公式の場ではあのようなやり取りだったのではないかな。「仰々しい台詞回しの時代劇」復活希望!

あっきー