「女性の強さ、美しさ」秋日和 ちゅーるさんの映画レビュー(感想・評価)
女性の強さ、美しさ
母や娘、女友達、それぞれの役割から女性の強さ、美しさが感じられた。
母が娘を思う気持ち、娘が母を想う気持ち、亡き夫を想う気持ち、好きな人ができたという気持ちは、他人が想う以上にデリケートで深いものである。そこに親しい人であってもずけずけと入ってこられるのは混乱することだろう。
でも、最後はそれぞれが自分の意思で選択をする。ここに筋の通った強さが感じられる。
また、友達のために凛として男性を問い詰める友人の姿もかっこよかった。
おじさんたちは、決して悪い人ではない。現実を生きている。
よく、女性のほうが現実的で男性はロマンチストだと例えられるが、この作品では女性のほうが精神的世界に生きているようだった。清く美しい演技がそう見えただけかもしれないが…。
晩春と同様に、幸せや結婚について考えさせられる作品だった。
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