「なぜか『幕が上がる』との類似が気になる」アイコ十六歳 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜか『幕が上がる』との類似が気になる
初見です。
富田靖子の天然の可愛さに大きく依存しているこの映画。
若き日の鶴瓶さんとか、紺野美沙子さんとかの奇跡の麗人ぶりなんかも見られますが、今とはやはり美人の概念が違うんだよなぁ。
ほとんど顔をいじっていない富田靖子ちゃんは、現在とそれほど顔の造作が変わっていないという天然もの。
当時の16歳の意識って、こんなもんだったんだよ。と、思い知ると、とてもつまらないただのアイドル映画にしか感じません。
それで、段々と見てられない気持ちが強くなってしまいました。
なんだか、つい最近似たようなことがあったぞ。
と、思い出してみると、「幕が上がる」だ。
ここで、書く事ではないのでしょうが、10年も経てば、ももクロといえども、輝きを失い、普通の人になっていてもおかしくないでしょう。その時、正視に耐える作品性を保っていられるのか。
そして、今作における紺野美沙子が黒木華、いずれも年の近い先生で主人公が所属する部活のOBで実力者、そして終盤にケツをまくって周囲の顰蹙を買うという展開が、まるで鏡のようにそっくりです。
もしかしてアイドル映画って、どうしてもこんな展開になってしまうのか。
2016.2.25
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