あゝひめゆりの塔のレビュー・感想・評価
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戦争に翻弄され忘れらた女学生達
内容は太平洋戦争末期の沖縄戦による女学生『ひめゆり学徒隊』についての原作者石野径一郎による小説をもとにした作品。実際は想像も出来ない過酷な世界だったろうと考える一方。人間は全て忘れる生き物だという事。集団心理の恐ろしさと人間の本性を感じさせた。歴史の中に埋もれてしまうであろう痛みや恐怖を少しでもわかった気になる作品。ラスト分かっていたが救いの無い終わり方は重かった。自決用の青酸カリが牛乳と呼ばれている事。国家の責任と無責任な対応に振り回される人々が痛かった。カラー映画がとれる時代に白黒で撮ったので流血シーンが見易くなった気がする。
彼ら・彼女達はどこにでもいる普通の人だった…
アメリカの本土上陸に備えて、男だけでなく女も敵と戦う準備をします。 彼女達は特別に兵士になる訓練を受けた訳でもなく、特別な能力があった訳でもありません。時代は違えど、令和時代に生きる10代~20代の人とほとんど変わらないのです。 近くに美人がいれば声をかける。イケメンが横を通れば、女性達からは黄色い歓声。 どこにでもいる10代が戦争に巻き込まれたら、どうなってしまうのか…。 1968年に製作された映画だからこそ、説得力がありました。もし2020年代に全く同じ内容の映画を制作すれば、説得力がなく浮いた映画になっていたかもしれません。
和泉雅子も可愛かった
2020年10月18日 映画 #あゝひめゆりの塔 (1968年)鑑賞 戦争末期に、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒と教師で構成された女子学徒隊は陸軍病院の看護要員として動員され、多くが戦死 前半の楽しく若々しい雰囲気から、徐々に戦況が悪化して重苦しくなり、ラストの悲しい結末に
画面に繰り広げられるあまりに酷い日々、そしてこれは現実なのだ。映画...
画面に繰り広げられるあまりに酷い日々、そしてこれは現実なのだ。映画に描かれた少女、青年の純粋さが美しいほど負けの見えていた戦争を継続した国家があまりにも許し難く罪深い。吉永小百合が戦争の語り部となった心に触れた気がする。
白黒の情景が心に突き刺さる映画
ひめゆり学徒隊の映画はこれまで見る機会がなかったが終戦記念日ということもあり録画したこの映画を見てみた。 白黒でありながら悲惨さが伝わってくる佳作である。 前半の学校や家庭での生活と後半の戦場シーンとの対比が際立ち、特に後半は一気に時勢に押し流される展開となり個人の力ではどうにもこうにもできない様が映し出される。 年頃の娘を持つ身としては本当にキツイ映画である。ただの反戦映画ではなく生身の人間が抗いようのない歴史の波に呑まれていくことを映像を通して感じ取れるのではないか。学童疎開児を含む1484名が犠牲となった対馬丸の件(くだり)も悲しかった。 今年で終戦から75年経過。大戦での犠牲者のみならず多くの悲しい思いを抱えて旅立った魂に弔意を捧げます。 機会があれば1953年の初代ひめゆりの塔も見てみたい。
沖縄戦の悲惨さを描く。冒頭、戦後たかだか20年でもうこの悲惨さを忘...
沖縄戦の悲惨さを描く。冒頭、戦後たかだか20年でもうこの悲惨さを忘れる若者たち。知らないから仕方ないのかもしれないが、今後も日本が平和ボケになってきたら必ず見なければならない作品だ。 調べてみると、ひめゆり学徒隊、ほぼ全員が…言葉をなくします。今、戦争になどなれば日本人全員がひめゆり学徒隊のようになってしまうでしょう。 反戦教育は本作を鑑賞させるべし!さすればサユリストも永遠に増え続けていくことでしょう(笑)
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