劇場公開日 2007年11月3日

「予期せず泣きました。」オリヲン座からの招待状 歩けミストさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0予期せず泣きました。

2007年11月5日

泣ける

幸せ

淡々としている。でもすごく良い映画だった。昭和30年代に映画館とともに育ち映画館とともに衰える人々を丁寧に描いている。派手な仕掛けは何もないけどいい映画だなあと思いました。

無法松の一生はじめ、東映じゃない会社の古い映画がたくさん出ていて、交渉大変だったろうなあとか、団塊世代の映画ファンなら必見ではないか…とか、ネット上で書いても無意味かなあ。でも若い人でもきっと泣けます。宮沢りえも加瀬亮も宇崎竜童の日常も良かったし、何より子供ふたりの演技はすばらしい。

さすが映画館の話で美術さんもがんばっていて、映画館は映写機から看板まで細部まできちんと古さも考えて作られていて魅力的。これはたぶん大きな画面で見た方がいいよなあ。

でも映画館は空いてます。
並ぶのがキライな人に超おすすめ?

歩けミスト