「キャストはいいんですが……」Little DJ 小さな恋の物語 K-JOEさんの映画レビュー(感想・評価)
キャストはいいんですが……
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試写会行ってきました。
う~ん、「男の子が病気になって、いろいろ頑張るけど最後は死んじゃう話」でした。
上の世代が『ALWAYS 三丁目の夕日』を「懐かしい」と感じるように、作品の舞台が僕らの世代にとって懐かしい1977年。その当時の世相やアイテム、音楽が盛り込まれて、甘酸っぱい初恋があって、難病(これも不快用語らしい)ものだから泣けるかなぁと思ってたんです。が、演出サイドが仕掛けてくる「泣きのツボ」が見事なくらいに僕をかすって、文字通り右から左へ。
キャスト的には申し分ないんだけど、なんなのでしょうね? 物語開始から30分しないうちに主人公の死亡フラグが立ってしまうあたりでダメでした。それでも会場のあちこちでは、クライマックスに近づくにつれグズグズ、ズビズビと涙や鼻水をすする音が。だんだん自分が人でなしのように思えてきました。
クイーンの「愛にすべてを」という邦題と"SOMEBODY TO LOVE"という原題の落差を使った観客のミスリードとか、それなりに評価ポイントはあるんですが。
でも、福田麻由子の成長後を演じるのが広末涼子ってのはどうなの? あ、そこが僕が入り込めなかった最大のポイントか!(苦笑)
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