劇場公開日 2008年1月19日

  • 予告編を見る

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師のレビュー・感想・評価

全68件中、41~60件目を表示

4.5悲劇の暗黒ミュージカル

2010年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
Natsuki

4.5グロさよりも面白さが上をいった作品

2010年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

怖い

この作品が「グロい」という評判は前から知っていたので、鑑賞に至るまで時間がかかりました。でも実際に見たら、凄く気に入りました。

「ジョニー・デップ&ティム・バートンの作品!」という看板につられて、「楽しい作品」を期待して見た人なら、かなりショックを受けるでしょう。

主人公が殺人を繰り返すようになるのが結構唐突で、しかも説得力のある動機に欠けています。
あえて言うなら、憎き判事を殺し損ねたことで、ヤケになってしまった、という感じでしょうか。突然、判事に対する恨み→世の中みんな腐ってる!殺したって構わないだろう!という考えに変わってしまうんです。

この映画は始めから、無茶苦茶さ、シュールさ、ブラックユーモアを楽しむ作品だと思います。
「スウィーニー・トッドという人物は一種の狂った人間」と割り切って、彼と、これまたちょっと変わった人物のラベット夫人が組み、殺人を商売として成功させてしまう滑稽さを楽しんでしまいましょう。

ミュージカル作品なので、出演者が自ら歌う劇中歌はどれも素晴らしくて面白いです。特別上手くなくても問題ありません。役者が歌うからこその上手さがあります。

この映画においては、普通に台詞を言うよりも、歌うことが何よりの説得力を持っていると思います。印象に残るメロディーと歌詞が、歌い手の心情を表現し、美しく魅せ、単なる復讐劇で終わらせていません。

ラストだけは、どうしても切なく悲しい終わり方ですが、音楽と映像と、ティムバートンの悪ふざけを楽しみましょう。

ところで、この映画では、ラベット夫人が一番罪作りだという意見を目にします。

私はラベット夫人も主人公トッドも大好きです。
女の立場から見た感想としては、ラベット夫人が可哀想でした。
トッドを愛していたのに、あの結末は…。

最初ラベット夫人は、ルーシー(トッドの妻)の行方を尋ねられた時、誤解を招くような答え方をします。
「毒を飲んだ」「薬局で買ったヒ素を」「止めても聞かなかった」
あくまで私の推測ですが、これは恐らく事実を言ったのだと思います。そしてトッドは、妻はもうこの世にいないのだと思った。

復讐のことしか頭になく、過去に拘り、判事への憎悪のみで生きているような、かつての片思いの相手。
15年もの間、辛い時間を過ごした分、未来を見て生きて欲しい、二人で幸せになりたい。ラベット夫人はそういう気持ちでトッドに接します。

しかしトッドは復讐に固執し続け、ラベット夫人の気持ちには関心を持たず。どちらも見ていて何だか哀れです…。
彼女の「夢」が語られる場面。一方的な妄想でしかないものの、それは実に平凡で、絵に描いたような幸福な暮らし(ここは映像がかなり面白いです)。なので余計に結末がショックでした…。

そんな彼女を、子供ながらに、一途に慕うトビー少年も可哀想です。

トッドとラベット夫人は共犯者同士です。
他人を信用しなくなったトッドも唯一、ラベット夫人だけは、信用していたんだと思います。
死んだと思っていたルーシーの姿を確認するところまでは。
あの瞬間に、ラベット夫人に欺かれたと思い、怒りが爆発してしまいます。

激しく憤るトッドに対し彼女は「嘘はついていない」と言います。言い訳っぽく聞こえますが、確かに彼女は「ルーシーは死んだ」とは言っていないし、自分の行動がこんな結果を呼ぶとは思っていなかったはずです。
あくまでも、トッドの為を思って言った言葉だったと。

妻子のもとに戻るというトッドの願い。しかし、妻と娘との再会は最悪のかたちで訪れ、自ら取り返しのつかない過ちを犯し、最愛の者を失ってしまう。
そしてその悲しみと怒りをラベット夫人に向けてしまう。
救いようがないほどの悲劇です。

復讐のために戻り、目的を果たしても、最後には何も残らず…。

復讐する側も、される側も、自らが犯した罪の報いを受けるかたちとなるわけですが…。
個人的にはラベット夫人の夢が実現されるような、ハッピーエンドでも面白かったのでは?などと考えもしましたが、ともかく楽しめた作品だったので、手元に置いておきたい一本になりました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
銀平

4.5暗黒

2010年3月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
{みや}

4.5色彩感が魅力

2010年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

ひと言でいうと「ダークなチャーリーとチョコレート工場」。
だが、ひと言で片付けられないのがこの作品。なんといっても、これほどまでVFXを有効に使った作品は近年めずらしい。作画技術に溺れることなく、19世紀末のロンドンでキャラクターを動かし、物語を進めていく。
血がドバッのスプラッター・ムービーなのだが、ミュージカル仕立てにしたのと絵画を見るような色彩感が、嫌悪感を和らげている。モノトーンのような画像に真紅の血が滴り落ちるシーンは美さえ感じる。
俳優たちのイキイキとした演技と歌声は、これまでのミュージカル映画の常識を覆すほど新鮮。
ビスタサイズ、大道具や小道具、色調、エンドロールのフォント、すべてがいにしえの怪しげなロンドンを想起させる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マスター@だんだん

4.0幻想的だけど、恐ろしい。

2010年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

怖い

興奮

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
のーまん

4.5ジョニーの魅力が満載のミュージカル

2008年12月23日

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
カサキショー

2.5人肉ショック

2008年8月26日

笑える

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
kenji

3.5キレイなストーリー

2008年7月27日

楽しい

怖い

最初から最後まで飽きずに見れました。
基本的にミュージカル映画が好きやからでしょうか?
グロいシーンなんかも出てきて、結構自分好み☆
後、ちょっとしたどんでん返しになぜか気付かなかったのも功を奏しました。

普通はバレバレみたいですな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
とーま

1.5なれあいのキャスティングもいいけど今回に関してはあきらかにキャスティングミス!!

2008年7月23日

スウィーニー・トッドは今までテレビ映画になったりベン・キングスレー主演で製作されてきたが今回はミュージカル版を映画化した作品でただでさえブラックな作品なのにさらに黒さを増した作品となっているがブラックユーモアも忘れないでいてティム・バートンらしいと言うべきかティム・バートンのアートスティックな雰囲気は健在だった。だからアート的には申し分ない出来だったんだけど...ミュージカルに肝心なソウルを楽曲からあまり感じられないのと監督の2人の妻ジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターが大好きなのはわかるけどミュージカルなんだからキャスティングをもう少し考えてほしい(._.)

 楽曲に関しては本当にあまり魅力を感じられるナンバーがなくってだいたいのミュージカル映画のサントラは買うんだけどコレはいらない(._.)レンタルされてもあんまり...っていう感じだよ(>_<)

 ジョニー・デップはミュージカルどころか歌すらちゃんと歌ったことがなかったという状況だったにも関わらず衣装やらキャラ設定がしっかり決まったあとで歌声をチェックしたみたいだから本当に好きでキャスティングしただけって感じがプンプンして嫌(>_<)たまたま少しは聞ける歌声だったからいいんだけどそれでも正直言って微妙というレベル(>_<)下手ではないけど特別上手いというものでもない(._.)予告なんかで使われているシーンが一番いい感じには仕上がっているからあそこばかり使ってあるからいい歌声に思えるだろうしだいたいの人はジョニー・デップが出てるからってことで観るだろうから気持ち入って上手く聞こえるのが現状...それはいいとしてもっとひどいのはヘレナ・ボナム・カーターの下手さ(._.)ジョニー・デップには目をつむるとしてもヘレナの役だけは別のキャストを使ってほしかった(._.)

 ミュージカルなのにも関わらずストーリー展開が実に淡々としてしまっているためにテンポがあまりよくないのとラストがすごく微妙すぎて何と言っていいのか...すごく気持ち悪い(._.)ミュージカルのラストかコレは??という感じだからミュージカル映画大好きなんだけどこの作品だけは正直言って普通の映画として撮ったほうがよかったと核心した(>_<)自分の息子には「ミュージカルなんて観たらゲイになる」なんて言ってる監督が撮ってるミュージカルなんてミュージカルソウルを感じられないハズだよ(>_<)中途半端なことしてくれんじゃないよ(>_<)

 実はミュージカル好きとしてはこの大有名な舞台の映画化にはかなり期待していたんだけど映画館で観る機会を逃したからわざわざブルーレイで買ったんだけどとても複雑な気分(._.)これがミュージカルじゃなかったらな...

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Sp!ke-Y

4.5悲しくなる映画

2008年7月12日

悲しい

怖い

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
FOOOOOO!!!

4.5スウィーニーと血みどろミートパイ工場

2008年6月26日

悲しい

興奮

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
dobuboba

4.0俳優力!

2008年6月16日

悲しい

怖い

俳優、役者はどれだけその役になれるかで演技する。そのなりきれる力を俳優力としてMAX100だとしたらジョニーデップはMAXかも知れない。
ティムバートン&ジョニーデップの最新作はダークなミュージカルである。ティムバートン監督には何らかの色がいつもある。バッドマンなら黒というように映画色を付けて作品を作る。
今回は白と赤かも。カラー映画なのにモノクロ映画を観た感じになるが赤が強く残り今回もティム色成功である。
ティムバートンの描いた道を俳優力MAXが自由に進んで行く。何度も観る映画ではないが観た者を強烈に印象づけるそんな映画です。
ちなみにティム&ジョニー作品ではエドウッドが一番好き。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ましゃ

4.5(((p(>◇<)q))) ブルブル

2008年6月8日

悲しい

怖い

興奮

ミュージカルが原作の映画なので
ミュージカル映画となったのでしょうが
歌はなくても十分楽しい映画でした
ジョニー様の歌?そりゃあもう・・・

(*ノ▽ノ)いや~ん(はあと

まぁティム映画らしいホラーになってるので
ティム監督が好きな人はぜひごらんあれって感じですw

コメントする (0件)
共感した! 0件)
まつり★

4.5やっぱりティム・バートン

2008年3月26日

楽しい

怖い

単純

こ、このような内容の映画を大々的に宣伝していいのでしょうか?
年齢指定があるとはいえ、殺人シーンがかなり直接的で見ていられませんでした(^^;)

とはいえ、荒廃的な映像は美しいし、キャストも場面に見合って映え良く、歌も親しみやすくて◎

何を着てもお似合いになるデップが相変わらず素敵です!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
yuko

4.5悪魔というには

2008年3月17日

悲しい

主人公自身が絶望的すぎるとおもう。
復讐に燃える理髪師、トッド。でも本当に復讐したかったのは誰なのか。その、うちに燃える炎が小出しで一見単なる殺人鬼に見えてしまうが、恨みが人を変えてしまったと考えると本当に怖い。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
てぃち

4.0髭剃りは・・・いいです。

2008年3月12日

怖い

興奮

最高の演技力を持った2人が最恐の2人を演じた映画。
ジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーター、言うことナシ。
恐ろしいまでの表現力、この2人は自分だけの世界を持ってますね。
土台にティム・バートン節を据えるとより映える。

突然歌い出すミュージカル映画、苦手なんだけどこの映画はすっかりその世界に引き込まれてしまいました。

面白いです、観る価値アリです。
ただし、かなりの恐怖とグロを覚悟しましょう、スプラッター!!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
chomoge

3.5ティムバートンワールド。

2008年3月7日

怖い

興奮

ティムバートンワールドってやっぱり好きです。
見ただけで、そこそこ満足してしまった。。もはやブランド的なのかな。
とにかく、今回は残酷なシーンもティムバートンのテクニックにより、幻想的かつシニカルな感じで描かれていて面白ろかった。
ただ、もうちょっと最後何か人に捻りあってもよかったのかな〜なんて思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
toton

4.5ドキドキでした

2008年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スウィーニー・トッドがカミソリを持っていると、それだけでドキドキだった。理髪師だからカミソリ片手に歌う。それでハラハラ。客のヒゲを剃っていると、「やるのか、やってしまうのか」とドキドキ。すっかりティム・バートン監督の策略にはまってしまった。
ミュージカルの舞台の映画化だからか、ティム・バートン監督お得意の広がりというかスケール感のある映像になっていなのがちょっと不満。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
chocolate

3.0クロスボンバー。

2008年2月25日

悲しい

興奮

ティム・バートンとジョニーデップ。
いい加減にマンネリと言うかうんざり?のコンビと言われるけども、僕は本作においてもナイスコンビネーションと良い意味で捉えたい。
ネプチューンマンとビッグ・ザ・武道のクロスボンバーのように両者の阿吽の呼吸が見てとれるデップの映画というよりティム・バートンの映画に仕上がりました。
色調を極力抑えた画面は、「コープスブライド」からの流れでバートン色。ロンドンの町並みは「バットマン」のゴッサムシティのよう。
デップもこういう街によく似合う。
「フロム・ヘル」もロンドンが舞台で、今回と同様にクラシカルな衣装。こういう衣装が、もっとも映える俳優さんだ。
映画のストーリーや音楽については実績あるミュージカルが主体ゆえに、一見さんお断りな部分が少なからずあるものの、総じてキレイにストーリーをまとめ上げることが出来てると思う。
血しぶきに関しては、R指定も仕方ないかなという感じですが、トッドの「感情の発露」という表現上外すわけには行かないでしょう。

おまけ。
劇中に「ミスターTさん」と呼ばれ始めるトッドですが、どうも「ミスターT」だと、Aチームの「コング」の顔が出てきてしまう・・。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マロピ

3.5真っ赤に映えるジョニデ。

2008年2月4日

悲しい

怖い

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ハチコ