「【哀しきカニバリズム&リベンジテイラーミュージカルムービー。ティム・バートン&ジョニーデップ&ヘレナ・ボーナム=カータータッグ作品では、異色の作品である。】」スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【哀しきカニバリズム&リベンジテイラーミュージカルムービー。ティム・バートン&ジョニーデップ&ヘレナ・ボーナム=カータータッグ作品では、異色の作品である。】
■19世紀のロンドン。
無実の罪で、ターピン判事(アラン・リックマン)に投獄された男ベンジャミン・パーカー(ジョニーデップ)が、名前も姿も変え、フリート街へ戻る。
15年ぶりに彼が再開した理髪店。
殺人理髪師スウィーニー・トッドの胸には復讐、目には狂気、手にはカミソリを持ち、復讐の機会を伺うが・・。
◆感想
・ミュージカル作品としては、正直弱いと思う。
ミュージカルシーンも短いし、演者の声も弱いと思う。
・但し、ティム・バートン&ジョニーデップ&ヘレナ・ボーナム=カーターの黄金タッグは健在で見応えがある。因みに、ヘレナ・ボーナム=カーターの歌唱は流石である。
・更に言えば、ティム・バートン組には欠かせないサシャ・バロン・コーエンの存在感は貴重である。
<19世紀のロンドンを舞台に、無実の罪で投獄されその首謀者ターピン判事(アラン・リックマン)に妻と娘も奪われてしまった男ベンジャミン・パーカーが、スウィーニー・トッドとしてフリート街へ戻り復讐を始めるさまを描く。
彼が、理髪師として、客の髭を剃りつつ、次々に喉を掻き切り、その死体が階下に落ちて、ラヴェット夫人(ヘレナ・ボーナム=カーター)が営む店に供給されるシステムは、物凄いブラックユーモアである。
或る意味、爽快な復讐劇である。>
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