劇場公開日 2008年2月16日

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「【”暗殺未遂、スコットランド女王メアリー斬首、恋人との別れ、圧倒的不利なスペイン艦隊との戦いを経て、彼女は英国に黄金時代を齎した。”今作は、絢爛豪華な英国歴史絵巻第二幕なのである。】」エリザベス ゴールデン・エイジ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”暗殺未遂、スコットランド女王メアリー斬首、恋人との別れ、圧倒的不利なスペイン艦隊との戦いを経て、彼女は英国に黄金時代を齎した。”今作は、絢爛豪華な英国歴史絵巻第二幕なのである。】

2025年9月28日
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■カトリックのメアリー女王の後に、新教プロテスタントのイギリス女王として即位したエリザベス一世(ケイト・ブランシェット)。
 彼女の周囲にはカトリックとプロテスタントの宗教紛争に端を発した事象が起こっていた。そんなエリザベスの前に、新世界を旅した魅力的なウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)という男が現れ、エリザベスは自分の知らない世界を語る彼に惹かれて行く。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前作に引き続き、エリザベス女王1世を演じたケイト・ブランシェットの貫禄が、さらに増している。
 前作では、端役でグレイグ・ダニエルが出演していたし、今作では暗殺者として無名だったエディ・レッドメインが登場している。ご存じの取り、二人とも、その後大スターになったが、今作時点で既にケイト・ブランシェットは主役なのである。
 凄いなあ。

・物語も波瀾万丈で、因縁のスコットランド女王メアリー(サマンサ・モートン)の斬首や、ウォルター・ローリーに女としての想いを打ち明けるも、侍女ベス(アビー・コーニッシュ)に、ローリーは惹かれ、子を設けるのである。

■そのような数々の出来事を経験し、精神的に更にタフになったエリザベス女王1世は、圧倒的不利だったスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)率いるスペイン艦隊との戦いを制し、英国に黄金時代を齎すのである。

・そして、長年に亘り彼女を支えて来たフランシス・ウォルシンガム(ジェフリー・ラッシュ)は、老齢の為に亡くなるのである。

<今作は、暗殺未遂、スコットランド女王斬首、恋人との別れ、圧倒的不利なスペイン艦隊との戦いを経て、エリザベス女王1世は英国に黄金時代を齎す様を描いた、英国歴史絵巻第二章なのである。ホント、ケイト・ブランシェットの貫禄は凄いです。幾つだったの?>

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