「ケイトが二人?」エリザベス ゴールデン・エイジ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイトが二人?
K・ブランシェット主演:エリザベスの二作目。
前回すでに余裕の演技で女王を演じていた彼女なので、
今回もまったく危気ない演技力でしたが、ただ今回は
エリザベスご本人が延々…悶々とするハナシなので…^^;
中盤くらいまでは、こっちまで悶々としちゃいました。
スペインの無敵艦隊が目当てで観られた方は、
かな~り後半まで、おあずけ状態となりますね(汗)
でもこの作品って面白いなぁ~と思います。
英国女王・エリザベス一世を描いた作品なんですが、
監督がインド出身。主演がオーストラリア出身。で、
英国の女王作品を撮ったワケですよね。すごいなぁ。
大昔、イギリス女優のB・リーが米南部の女性を演じた
名作「風と共に去りぬ」のような感じですよね~。
あの時も米国では大論争となりビビアンは標的にされ、
なじられたものの、いざ公開されると絶賛の嵐!
今回のブランシェットも、女王そのものに見えます^^;
化粧といい、立ち居振る舞いといい、肖像画みたい。。
イギリス英語の発音もまずまずだったんじゃないかな・・・。
ただまぁ、前回と比べて今回は女王の恋。がメインで、
それも自分で体験出来ないもんだから^^;悶々しっぱなし。
女王としてはたいへん立派でも、一皮むけば普通の女、
イイオトコ(かなぁ^^;)を見れば、よーし♪となるワケね。
それで侍女を焚きつけるも、そっちが上手くいっちゃうと
それはそれで気に入らない。さらに自分も~♪と愛の炎が
止まることなく沸き出して…。大変ですよね、お察しします。
立場上、ヴァージンクイーンということですから…。
でもなんで彼女は、あそこまで頑なに男を拒んだのかしら。
ウォルシンガムの心配もすごく分かる気がしました、、^^;
そんな中盤までの悶々劇から一転、後半はスペクタクルへと
歴史が流れるように、ストーリーも流れ始めます。
やっと!?そういう映画を観に来た気分にさせられます!!
短いですが、お楽しみに♪(^-^)
(侍女がやたら豊満なK・ウィンスレット似だったのはナゼ?^^;)