「クルーザーの上で日光浴するジェシカ・アルバの姿を延々と撮ったとしたら・・・満点あげてもいいかもしれない。」イントゥ・ザ・ブルー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
クルーザーの上で日光浴するジェシカ・アルバの姿を延々と撮ったとしたら・・・満点あげてもいいかもしれない。
サーファー映画の『ブルークラッシュ』も凄い映像だった。今回はダイバーたちが主人公ではあるが、実写とCGの見分けがつかないほど撮影はお見事。水中と空中の境目がわからないほどカメラは移動し、本物の魚かコンピュータかわからないけど、とても綺麗な海の世界にうっとりしてしまう。映像だけは満点です。
問題なのはストーリーと、役者の魅力を引き出していないこと。カリブ海沿岸で生活するダイバーとトレジャー・ハンター。偶然見つけたお宝とともに、ドラッグ密輸飛行機の残骸まで発見してしまう。この前半の展開に、人物紹介や海中の映像美のみで緊迫感が全くないことが敗因。ちょっともったいない。これならば、ダイビングのドキュメンタリーとジェシカ・アルバの魅力だけでも映画が成り立つであろう。
後半、徐々に迫り来る敵が見えてくる。そしてショッキングなほど残酷なシーンもあるし、意外な展開、海の事故、どんでん返しとサスペンスの緊張感が楽しめるようになってます。アマンダの心理変化やブライスの「やっちまった」感をもっと全面にだしてもよかったようにも思うし、「ドラッグは悪だ!」という姿勢をもっと徹底してもよかったかな。そして、一番緊迫感のあったのが、海の中ではなくカーチェイスだったのも何だかなぁ・・・ポール・ウォーカーのせいか?
見所は、素潜りであんなに長時間!すごいぞポール・ウォーカー、半魚人。
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