アクロス・ザ・ユニバースのレビュー・感想・評価
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ビートルズ好きにはたまらない映画
踊りはあまりないが、ビートルズの曲を使ったミュージカル。友人の妹に恋して、その恋人が社会活動に目覚めた結果、彼女との関係が悪くなり一旦は離れるが、結局またよりを戻すというよくあるパターンで、物語自体の新鮮味、面白さはない。
これは結局、ビートルズ好きで、しかもビートルズの曲をよく知っている人向けの映画で、それ以外の人にはあまりお勧めできない。つまり、私のような人向けの映画で、私は結構楽しめた。
前半はビートルズの初期の曲が多く、中盤から後期の曲が多くなっている。これは、前半の恋愛中心から後半のベトナム戦争反対というメッセージ色が強くなっていく映画の流れと、ビートルズの曲の変遷に近くて面白い(何曲かは時系列は逆のもあったが)。
字幕でビートルズの歌詞を見て、あらためていい歌詞が多いなと気付かされた。
最後の曲が「愛こそはすべて」なんて、ビートルズ好きにはたまりませんね。
このシーンは、本物のビートルズの映画「レットイットビー」で、アップル本社の屋上で行なったライブのオマージュですね。
モンティパイソンぽくて、サイケデリックで、僕は昔を思い出す。今の人...
モンティパイソンぽくて、サイケデリックで、僕は昔を思い出す。今の人には寧ろ新しく感じるのでは。
Mr.カイトは素晴らしい!芸術(コンテンポラリーアート)だ!
僕にとってはラ・ラ・ランドを超えたミュージカル映画だ。ABBAのマンマ・ミーアも良かったけど、BEATLESは僕の青春だからね。僕にとっては素晴らしい。中学生のハナタレ小僧だったけど、体操着(ジャージ)着て、テアトル銀座(みゆき座だったかなぁ?)へ レット・イット・ビーを見に行ったのを思い出した。
10年位前に買ったDVDを今日始めて見て、大感度です。
2023年3月16日二回目鑑賞。
オリジナルを超えたアレンジになっている。
ルーフトップコンサートには鳥肌が立つ。
『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ.ダイヤモンド』が最後だと思ったら『フライング』だった。
ボーリング場の『夢の人』を含めて、ここに登場する曲を全部知る事が出来た。
やっぱり、舞台を知っている女性監督なんだ。
追記 『オーダーリン』のギター良いなぁ。
リバプールの街は『リトル・ダンサー』だね。
Nothing gonna change my world. とってもビートルズ
これは作っていた人メッチャビートルズ好きで作ってて楽しかったろうなぁ。曲の歌詞をちゃんと覚えていないと上手くストーリーに入れる事ができないですし。ビートルズの曲で全編を構成するってアイデアの作品なのですが、これは好きじゃないと作れないです。そして、ビートルズ好きの人にはたまらない作品です。
主演のジム・スタージェスが何処と無くポールに似ているんですよね。歌もメッチャ上手い!最近ドラマの「ウエスト・ワールド」で見たエヴァン・レイチェル・ウッドが凄く可愛い!「ウエスト・ワールド」ではたくましいぐらいなのに、けっこう印象が違います。U2のボノが「アイ・アム・ヴォラス」を歌ってて楽しそうでした。以前何かのライブで「ヘルター・スケルター」を歌ってるのを見た事あるのですが、ボノもビートルズ好きなんでしょうね。
本作を観ると60年代のアメリカってホントに激動の時代だったんですね。まだあの頃ってベトナム戦争をやってて、徴兵制度があって、デモだったり、途中のサイケデリックな感じだったり、キング牧師の暗殺のニュースだったりと60年代の時代を上手く作品に取り入れてあります。
色んな場面に敷き詰められる曲があるのはビートルズの曲の幅広さを感じます。最後のルーフトップ・コンサートは「ゲット・バック」が来るかと思いきや、「オール・ユー・ニーズ・ラブ」とは!途中何曲か知らない曲があって、そういえば「With the Beatles」のアルバムはまだ聴いた事がなかったのを思い出しました。またビートルズを聴きたくなる、そんな作品でした。
青春の輝きと悲しみ
人を愛するって なんて嬉しくて泣けてくるんだろう
どうやったら この想いが伝わって分かち合えるんだろう
そんな切ない想いをしたことのある人たちへ
この作品をオススメします
またまたミュージカル映画に心を打ち抜かれてしまった
この作品《ムーランルージュ》のレビューと同じ感想と言っても良い
それほど愛に満ち溢れたミュージカル
まるで 【ガス・バン・サント】が撮った作品のようなテイストで
青春の輝きと悲しみが炸裂していて ドンドン涙が溢れた
これはブロードウェイに新風を吹き込んだ舞台版《ライオンキング》の演出家
【ジュリー・テイモア】が監督・原案のミュージカル作品
ビートルズの楽曲のみを使ったミュージカル
200曲以上あるビートルズの楽曲から ストーリーに合った33曲を厳選し
60年代の輝きと不安を【吹き替えナシ】で出演者が歌いまくる
60年代が舞台 【ビートルズxベトナム戦争】の対比
登場人物の名前から セリフから ストーリーから 設定まで
ビートルズに関する膨大な量のネタが総登場する
舞台版《ライオンキング》を観た時も感動で震えたけど
この作品も美術や表現に舞台版ライオンキングのテイストが沢山ある
そして 出演者が歌うビートルズの【歌詞】と【セリフ】が完全にリンクしていて
誰もが知ってる楽曲も 全く違うイメージやニュアンスで展開し驚く
特に「Let It Be」や「Hey Jude」のシーンは涙が止まらなかった
あの《ムーランルージュ》同様 映画でしか絶対に表現できない
CGを駆使した ミュージックビデオのように大胆でキラびやかな映像たちは
《セブン》のオープニングタイトルで有名な【カイル・クーパー】が担当している
この作品も・・・ミュージカルが《嫌い》な人 ぜひ観てください
ビートルズ が《嫌い》な人 ぜひ観てください
大切なのは、職業ではなく、取り組み方
映画「アクロス・ザ・ユニバース」(ジュリー・テイモア監督)から。
大学生の主人公とその友達が、久しぶりに帰省して、
家族と食卓を囲むシーン。
毎回、父親から「将来どうするんだ」と問われ、
「職業が個性を決めるんだ」と説得される。
それに対して、友達は「いや、個性が職業を決めるんだ」と
反発し、言い争いになるのだが、そこで主人公が一言。
「大切なのは、職業ではなく、取り組み方だと思う」と呟く。
そこで場面が変わるのだが、なるほど・・とメモをした。
どんな職業に就くか、が問題ではなく、
就いた職業で、それをどう取り組むか、それが大切であると・・。
これは職業に限らず、生き方としてのヒントになった気がする。
結果が全て・・という考えもある。
しかし、私はやっぱり、過程を大切にしたい。
その取り組み方が自分で納得いくものかどうか、
全力を挙げて取り組んだかどうか、
その姿勢こそ、その人の個性となると信じたい。
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