「エンド・クレジットを見て驚く」ONCE ダブリンの街角で The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
エンド・クレジットを見て驚く
クリックして本文を読む
この2人、名前無かったんだ!全く気づかず。普遍的なガイ・ミーツ・ガールの物語を狙ったのだろうか。
自らからんで出会い、割り切って姿を消す女の残酷さには男としてゾッとする(でも現実はそんなもんだ。リアル)が、ラストの彼女の窓の外への視線で救われる。デモテープが出来ただけで何がどうなるのか先は分からない。2人は離れたという事実だけ。だから苦い、でも後味の良さは格別だから不思議。
ちょっとしか出ないが、guyの親父や楽器屋の主人といったオッサンに味がある。濃い目ではないがアイリッシュの魅力がぷんぷん。そんな街でミュージカルする着想が面白い。ハンザードの熱唱(首が凄いことになってる)する唄はどれも良いが、特に"If You Want Me”と”Falling Slowly”のシーンは白眉。
元彼女を回想しながら唄うところはミュージック・クリップ風でもう一つ。残念。そんな編集は必要ないのに。
観た後で「ザ・コミットメンツ」のアウトスパンだった事を知り感慨深い。いい味のオッサンになったなあ(私も大して齢はかわらんが)
コメントする