「父が見せたい背中」3時10分、決断のとき Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
父が見せたい背中
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まずこの思わせ振りな邦題が良いね。1950年代の初作でこれを決めた配給会社に拍手。原題のユマ行はイマイチだから、護送列車ぐらいにしそうなもんだけど。
主演のお二人はいままでの役柄から逆じゃないと思わせる。善人が似合うラッセル・クロウと、怪しい二枚目のクリスチャン・ベールだもんな。物語が進むとなるほど。名誉の負傷はそうでもなく、次男の病もあり、牧場主が人生に悩み苦悩する本音を打ち明けられ、ボスは協力する気になったか? 脱獄の自信もあり、もはやミッション達成して父親復権を助ける。ここで主役は完全に逆転。妙な絆の2人と長男の危なっかしい協力も絡み、物語はテンポ良く進む。
男親は特に息子に強く正しい父親を見せたい。これは万国共通で時代も関係ない。牧場主のやや見栄っ張りの意地らしい姿に共感を覚えるお父さんの一人として、なんだか心地よさも。
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