「アクション映画なのに手に汗握る瞬間が⋯」ミッドナイト イーグル しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画なのに手に汗握る瞬間が⋯
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DVDで2回目の鑑賞。
原作は未読。
北アルプスに墜落した米軍のステルス戦闘機に搭載された「特殊爆弾」を巡る陰謀に巻き込まれたフリーカメラマンと新聞記者の戦いを描いた山岳サスペンス・アクション。邦画では珍しいタイプのアクション映画だが、迫力不足は否めない。予算の問題だろうか。このジャンルに不可欠であろう「手に汗握る瞬間」が無かったのが残念だ。自衛隊の部隊を全滅させるほどの某国特殊部隊の強さが何故か伝わって来ないのもいただけない。だが、北アルプスのパートと竹内結子演じる雑誌記者の取材行を交互に見せ、やがて収斂していく構成は見応えがあった。
日本を守るため、主人公たちが自己犠牲の精神を見せるラストには目頭が熱くなった。過去に目の前のことから一度は逃げた男が勇気を持って踏み止まる姿は、王道とは言え心震えずにいられなかった。
*修正(2025/10/26)
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