劇場公開日 2007年9月1日

「リメイクとしては成功の部類」ウィッカーマン talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0リメイクとしては成功の部類

2025年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

作品の「味付け」は、本作(1973年版)よりも、内容を深化させる方向で改作されている印象。
ニコラス・ケイジという有名俳優を起用したのも、その一つかと思われます。

生け贄となる人物としては、赤の他人(元作では、童貞であって法を司る者)ではなく、島外に住まう「法を司る」者であっても、島民と血縁関係がある者が理想とされていることは、ある意味、元作以上に不気味さ、不条理さを感じさせる点では、元作を超えているとも言えると、評論子は思います。

そして、都会の男との間に血縁関係を生むための、島の女たちの、都会でのあの振る舞い―。

冒頭の事故のシーンは、クルマに「閉じ込められ」て「焼かれる」という、本作のストーリーを暗示させるかのようです。

元作のサイコ・サスペンス的要素を、よりいっそう深化させ、際立たせたという点では、本作は元作を超えているともいえそうです。

いずれにしても、本作も、スリラー・サスペンスものの一本として、充分な佳作だった
ととも、評論子は思います。

(追記)
本作のような「不運」に巻き込まれないために、教訓として言えることは。
「きれいなバラには棘(とげ)がある」
「美女の陰に犯罪あり」
「スケベ根性は程々に」
ということでしょうか。
評論子も含めて、世の男性諸氏は、警鐘として、もって教訓とすべきでしょう。
(文部科学省あたりから「特選」の声はかからないのでしょうか・笑)

(追記)
元作で、犠牲者の要件として「法を司る者」とされていたのは、おそらくは、島外の社会の既存価値体系(それは、とりも直さず法に権現される)に対する、島での価値観(独特の宗教的教義)の優位を象徴するためだったのだろうと、評論子は思いました。
本作でも、そのモチーフが活かされていたことは、評論子としては、嬉しくも思いました。

talkie
PR U-NEXTで本編を観る