劇場公開日 2007年9月1日

「耐死仕様(デス・プルーフ)の乗るスタントマン」デス・プルーフ in グラインドハウス 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5耐死仕様(デス・プルーフ)の乗るスタントマン

2022年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2007年(アメリカ)監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
あんまり笑えない映画だった。
この映画製作は半ば悪ふざけ&冗談・・・みたいだったらしい。

カート・ラッセルの扱いが雑だ。
映画の前半では耐死仕様(デス・プルーフ)の車に女の子を乗っけて、死のドライブを
楽しむ変態のスタントマン役。
あまりのスピードの衝突事故の衝撃。
死体はほぼグチャグチャ状態・・・(非常に悪趣味だ!)

後半はガラリと変わって、カート・ラッセルがオネエチャンたちの餌食になるストーリー。
「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを務めたゾーイ・ベルと、
スタントマン・マイクのカーチェイスは迫力満点。
ここだけは見所だ。
何気にワタシ、カート・ラッセルに好感を持っています。
ちょっと尊敬してるかも。
「遊星からの物体X」
「バックドラフト」
「エグゼクティブ・デシジョン」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のナレーターとか。

チョコっと出てる映画に出会うとすごく得した気持ちになるスターだ。
この映画ではゴミクズみたいな扱いだ。
かなり気に入らない!!
だが、そこを笑い飛ばして楽しんじゃう人間の大きさが、
カート・ラッセルだからなのか?

殺人マニアが喜びそうな映画で、タランティーノ作品には
入れたくないと思う。

琥珀糖