劇場公開日 2007年9月1日

「ストレス発散」デス・プルーフ in グラインドハウス 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ストレス発散

2020年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

100分くらい女同士のくだらない会話を聞いてるだけ
のはずなのだけど、めっちゃ面白い。

会話の内容のせいなのか、
カメラワークなのか分からないけど
タランティーノのマジック、
オタク的な知識と技術を結集させた自慰行為を
みんなが楽しめた。
みたいな作品だった。

パルプフィクションの女性版かな?と思って見始めたら、
最初の女性たちのキャラ付けをじっくりして、
女同士で湖畔に行くってフリも散々してたのに、
スタントマンマイクが全てを無にするのはたまげた。

後半戦らパルプフィクション女版って感じで
期待を裏切らない展開で。
最後は気持ち良くストレスも吹っ飛んだ最高の気分に
なった。
B級映画風味だけど監督が凄かったら、
荒さもそこが面白くなり
雑さや急な展開も魅力となって
エンタテイメントしててとても良かった。

女性は強い。強い女性は美しい。
男はずっと15歳。

奥嶋ひろまさ